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米大手通信会社AT&Tは現地時間の2016年10月22日、メディア大手のタイムワーナーを買収すると発表した。AT&Tは無線通信およびインターネット接続サービスを超えて番組制作に乗り出すことになる。
タイムワーナーは、CNNやHBO、the Warner Bros.、TNTなどのテレビ番組やウェブサイトの親会社。AT&Tは1876年に電話を発明し、米国内で最大の通信事業者で、最近では2014年に衛星TVの「DirecTV」を買収している。
取り引きは米政府の審査を経て1年以内に完了する予定。AT&Tは、タイムワーナー株を一株あたり107.50ドルで取得予定。
通信事業者によるメディア買収は、2011年にComcastがNBC Uを、2015年にVerizonがAOLを(米Yahoo買収の話はペンディング)というように、通信事業がその範疇を超えて多様化し、価値あるコンテンツ取得に乗り出したという一連の流れがあった。タイムワーナーは「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ビッグバンセオリー」「アンダーソン・クーパー360」といった人気番組を有している。
AT&Tは「モバイルの未来はビデオであり、ビデオの未来はモバイル」と説明し、高品質な動画コンテンンツを全てのモバイル端末に配信する取り組みを展開する考えだ。
【関連URL】
・AT&T to Acquire Time Warner
http://about.att.com/story/att_to_acquire_time_warner.html
日本円でおよそ89兆円。これだけ巨大な取り引きの目論見の筆頭にあげられているのが「モバイルファースト」というキーワード。動画の試聴スタイルは今後より進化するだろうし、コンテンツ制作の現場もまた多様性を帯びるのは間違いなさそうだ。モバイル=パーソナライズであり、シェアリングエコノミーとの関係も継続する。また、コンソールというかお茶の間はどうかというと、パーソナルエージェーントとしてのモバイルを入口にしていればIoT化されたホーム家電はそのOUTPUT先になるに過ぎなくなるわけで、既存のお茶の間はもちろん、別のコンテンツ消費のあり方も考えられるようになる。
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