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Prosbee(プロスビー)は2013年7月3日、5月23日を払込日として、インキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合および「Genuine Startups Fund 1 L.P.」、VOYAGE VENTURESを引受け先とする総額2000万円の第三者割当増資を実施したと発表した。
同社は、現役大学生2人が2012年5月に創業したスタートアップで、同年7月にインキュベイトファンド1号投資事業有限責任組合を引受け先とする300万円の第三者割当増資を実施しており、増資は今回が2回目。
写真(by @maskin):左から取締役COO 池田知晶 氏、代表取締役CEO 笠井レオ 氏。
代表取締役CEO 笠井レオ 氏は、20歳の現役大学生。19歳になったばかりの頃のイベント参加レポートを寄稿してもらったことがあるが、情報鮮度と密度に驚かされた。
彼の原点はサッカー少年。スペイン・レアルマドリード、アメリカ、オーストラリアへサッカー修行を経験。そこで得た国際経験が、彼自身のフットワーク力の源泉になっているように思える。
パートナーである取締役COO 池田知晶 氏は知る人ぞ知る「ヒッチハイク女子」。
創業間もない時期、米シリコンバレー地域で開催されたカンファレンス「GMIC SVGMIC SV」で「世界が注目するスタートアップ企業20社」に選抜されるなど、大きな実績も得てきた。良い意味で行動力の高い二人が驀進するのが「Prosbee社」なのである。
20歳の感性をフル投入
彼らが手がける「Booklap」というサービスは、書籍の中で感動したフレーズを共有することを目的とするもの。いわゆるソーシャルリーディングに近いものだが、彼らのこだわりは「本の中で心に残ったフレーズを名言として残すことで、読んでいる時の感動を他の人と共有し本そのものの価値を高めたい」という点にある。
今回の発表にあわせて、本に関連する画像をフレーズ背面に表示させるといったデザイン/UI面の変更が行われているが、公開されている画像を自動で表示させるという大胆な手法を採用。そもそも、本のフレーズを著作権者の許諾なく共有してもいいのか?といったグレーゾーンを抱えるものの、大胆にかつ「著者や出版社などとも話しあいを進めていきます」という真摯さもあわせもつ。
実は、笠井氏は過去に大学の講義ノートが買える・売れるサービス「Curapo」という刺激的なサービスを投入した経験がある人物。「教授に怒られて止めました」とのことで、日本の常識でいえば大胆ではあるが、世界目線でかつ絶妙な感性で突き抜けるのではないか?という期待もある。
「Booklap」の機能は、今後もさらに大胆になっていく。例えば、本の名言をスマホのカメラで撮影して、直接booklap取り込めるサービスを8月までに投入する計画もある。
これらのデバイス展開は今回の増資の目的の一つであり、今後、Booklapで扱うフレーズを増やすためにVOYAGE VENTURESなどと連携しながら成長を加速させていく考えだ。
【関連URL】
・第三者割当増資及びBooklapリニューアルのお知らせ
http://prosbee.com/?page_id=163
・Booklap – 読書の感動を可視化するサービス
http://booklap.com/
・韓国スタートアップから学んだ4つの起業家トレンド 【笠井レオ】@maskin
http://techwave.jp/archives/51736894.html
ところで、池田さんは無事大学を卒業するとのことだが、笠井さんは「辞める..」とか。大学辞めるの?
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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