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世界中のクリエイターを起用し、動画のみならずVRやドローン撮影まで多様なコンテンツを制作するプラットフォームを強みに成長を続けてきた「Crevo」社は2017年9月14日、社内で培ってきたクラウドソーシング兼制作管理システムを外部の制作業者に向け提供することを発表しました。
サービスの名前は「Collet(コレット)」。目玉は世界3000人以上のクリエイターに業務を依頼できる点、動画の制作プロセスにおける負担をおよそ5分の1にまで低減させた他に類を見ない管理ツールが搭載されている点です。まずは30社の先行利用社を募集しサービス提供を開始し、将来的には制作業者や広告代理店、ビデオコンテンツ事業者ら4000社の標準ツールとして利用されるようになることを目指します。
また、今回Crevo社は、「Collet(コレット)」の事業開始に当たり、伊藤忠テクノロジーベンチャーズほか4社を引受先とする総額3.1億円の第三者割当増資を実施しています。
クリエーター発掘・依頼から制作管理まで
Crevo社は、3年半の動画制作事業の中で、累計700社から制作を依頼されてきました。評価されている点は「どんな映像にも対応できる点」(Crevo代表取締役社長 柴田憲佑 氏)。また、世界中のクリエイターを起用することで、適切な価格で高品質な成果物を作り上げてきたという実績があります。
そんなCrevo社ですが、そもそも、世界中のクリエイターにクリエイティブな業務を依頼できるクラウドソーシングプラットフォームを開発していました。サービスとしては2015年にランサーズ社に事業譲渡しましたが、その後も再び受託サービスの展開のためにクリエイターのネットワーク拡大を続け、今ではあらゆるタイプのクリエイターが100か国・3000人以上が集まっている状態です。
「Collet(コレット)」は、Crevoが受託制作のために構築してきた世界中3000人以上のクリエイターに仕事を依頼できるプラットフォームが組み込まれています。
Colletは、このように動画制作を手がける企業とクリエイターを結びつけるだけでなく、実際の業務がスタートした際も、各種管理ツールを提供することで、制作に関するあらゆるコミュニケーションを統合定期に提供しています。
動画制作のデファクトツールへ
「動画制作の最大の特徴は多くの人の手を借りる必要があるという点です。アニメであれば、ディレクション担当とアニメーター、各種素材制作などにお願いする形ですが、実写となるとさらに多くの人に関与してもらう必要があり、素材の管理やスタッフ間のコミュニケーションコストだけで膨大な時間を要してしまうのです。
そこで、私たちは、その問題を解決するために社内向け管理ツールとしてColletの原型を開発し続けてきました。案件を受注したら、3000名超のクリエイターに仕事を依頼し、この管理ツールでコンテンツを蓄積したり、フィードバックなどのやりとりができるようにしたのです。こうした共同作業のためのツールは、世界を見回しても適切なものはなかったんです」(柴田氏)。
「このツールの開発により私どもの社内チームの効率化が図れたわけですが、これを見た外部の制作業者が “使いたい”といってくださることも増え、今回Colletとしてサービスとして提供させていただく判断をしました。
実際お使いいただけるのは制作業者や広告代理店といった動画制作のディレクションができる方に限られますが、ゆくゆくは管理ツールに制作フローの進行にあたってアドバイスをするなどの機能を盛り込み、動画事業を展開する事業者にも提供していきたいと考えています。
Crevoの動画制作事業は、世界中に動画制作の波を浸透させたいという思いで3年半展開してきましたが、こうした仕組みを後ろ支えに多くの企業様などからプロジェクトベースでの相談を多数受けられるようになりました。メンバーも現在は25名、この流れを加速させようと心を共にしてくれる仲間と共に、また今回の資金調達を機にColletの事業を手がける仲間を集めて着実に成長してきたいと思います」(柴田氏)
【関連URL】
・動画制作・映像制作ならアニメも実写もCrevo株式会社(クレボ)
https://crevo.jp
・Collet(コレット)
https://www.co-llet.com