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元祖チャットロボット「ELIZA」復活、HTML5 音声I/O のデモ 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 インターネットが一般化し、チャットといった対話型プログラムが普及する30年ほど前、「ELIZA」という文字だけで対話できるプログラムがJoseph Weizenbaum 氏の手によって誕生した。人工無能、いわゆるチャットロボットの元祖と呼ばれるものだ。

 2005年にはJavaScriptに移植され、そして今日、HTML5対応ブラウザーを対象に、当時を彷彿とさせる端末とフォントで再現された。音声認識が追加されている。




 実際に動作するものなので、サイトに行って試してみて欲しい

  ELIZAの質問に文字で応えると、プログラムとは思えないような反応が返ってくるのだ。

 このサイトは、HTML5ベースの音声読み上げライブラリウェブスピーチAPIによる音声認識機能のデモとして作られたもの(音声認識はGoogle Chromeのみ動作確認)とのこと。




【関連URL】
・ELIZA Talking
http://www.masswerk.at/eliza/


蛇足:僕はこう思ったッス
ELIZAの受け応じは昔から「プログラムとは思えない」と評価されてきた。自分自身、ロジックの説明を聞いたことがあるが、「え? 本当に? この先に誰かいるんじゃないの?」と疑いたくなるほどの反応だ。プログラムは1966年のまま。しかし、読み上げ機能が付与されると一段とリアリティが増す。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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