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ガラポンは2014年8月4日に、ワンセグの8チャンネルを24時間、最大120日間録画でき、かつPCやスマートデバイス、TVなどで視聴できる独自開発のデバイス「ガラポンTV」の最新機種を発表した。
「ガラポンTV 四号機」の最大の目玉は、8チャンネルを同時にライブ視聴ができる機能が搭載された点。無骨な筐体デザインはそのまま、価格を39880円から36500円に値下げする。8%の消費税を加算しても4万円を切る計算だ。
ガラポンTVはは2010年10月にPC接続タイプをリリース。書き出しに対応したスマホアプリや、字幕キーワードケンサク、プレイリスト機能などを次々にリリースしてきたが、8チャネル同時ライブ表示は、どのユーザーにもインパクトがありそうだ。現時点ではライブでの8チャネル同時放送の機能しか実装されていないが、ゆくゆくは過去の時間にフォーカスした8チャネル同時再生にも対応するという。普段はテレビをみない人にとっても、刺激的な機能だし、これまでの機能をかけあわせれば新たなテレビとのつきあいが生まれそうだ。
ガラポン 代表取締役社長 保田歩 氏は「テレビ番組は玉石混淆。玉もあれば石もある。
そんな中で、いかにテレビとの接触時間を増やし、玉を見つけることができるようにするか、というのがガラポンの使命。
画質より自由を、それが私達の考えるテレビ視聴革命なんです」と語る。
今回のバージョンアップでは使用する部品の見直しにより、さらなる低価格化に挑戦する形となった。配信するだけのスリングボックスなどと異なり、全番組をフル録画できる点や総合的な機能が評価されており、ヨドバシカメラやビックカメラなども代理販売を展開。現在、8000台の販売実績がある。
【関連URL】
・ガラポンTV
http://garapon.tv/L
・起業家の絶望と、その先にある希望 ー ガラポン創業者 保田 氏のリアルスタートアップストーリー [書評] 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/kagapon_yasudas_ambition.html
ガラポンTVは誤解をうけることが多いデバイスだ。パソコンの周辺機器と思われていたり、ただのネット配信端末だと思われていたり。そもそもワンセグ画質をみて「高画質ではない」と敬遠されてしまう。TV業界の人やメディア業界の人にしかウケないと。
そんな人はガラケー時代のテレビのことを思い出してもらいたい。テレビ機能がついている端末をもっている人は、テレビを起動したことがあると思う。確かに小さいし、電波状態が悪いと画質乱れる。ただ、見続けることに問題はなかったはず。ガラポンはその「モバイルでのTV視聴体験」に革命をもたらすものと考えるとわかりやすい。大型テレビの高画質はすばらしいけど、ほとんどの人はその前にいる時間がとても限られている。今やパーソナルデバイスと化したスマホモバイルがテレビ視聴革命の火付け役であることは間違いなく、その領域に挑戦しているのがガラポンTVというわけである。