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ロボットとVR。一見関係なさそうで、その無限大の可能性にあふれる世界。VRが人間が没入するための道具だとしたら、ロボットはそれにより命を与えられるようになるのかもしれません。
上の写真は、一見無骨なロボットがポーズを取っているように見えますが、MacroSpaceファウンダー兼CEO 中ノ瀬翔 氏が操縦するいわば化身となっている状態です。頭についてるスティックはリコーの全天球カメラ「Theta」で、操縦者の目線もこのロボットと同化しています。
手には5本の指があり、操縦者のグローブと連動して動きます。ロボットが何かに触れればその感触がグローブに伝わる仕組み。
体の動きはセンサーによってロボットに伝わり、あらゆるポーズをリアルタイムに行うことが可能です。
このロボットは、中ノ瀬氏がパーツを集めて自作したもので、総額3万円程度。制御や通信にArduinoを複数搭載し、独立して動作するだけでなく、無線で操縦することができるレベルまで来ているとのことです。
あらゆるロボットに搭載できるGITAI OS
中ノ瀬氏は2010年にIBMに入社して3年間技術者として経験を積んだ後、インドで複数のサービスを立ち上げたのち事業を売却してこの事業に取り組みはじめました。自分の分身のように遠隔操作できるロボットを作る取り組みとして「GITAIProject」は始まり、2016年7月に法人化しています。
最終的な夢は「10年後に資源開拓用として宇宙空間にGITAIを送り出す」とのことですが、単にこの人形ロボットをプロダクトとして完成させるだけでなく、ドローンやその他のロボット型機器に搭載できる「GITAI OS」として世の中に普及させたい考えです。
ポイントとなるのは違和感なく操作できる情報の伝送技術やロボットに搭載されたモーターやセンサー類との調和を司るソフトウェア技術。操縦側は人間であるため、人間の動きとビッグデータの関係を分析して、攻殻機動隊の世界でいう義体を目指そうとしている。
【関連URL】
・Macro Space
http://macros-pace.com
http://techlabpaak.com/members_project/macrospace