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アウディ、BWM、メルセデス ベンツといったドイツ系メーカー乗用車向けの車載装置が、道路状況などをオンライン地図サービスを経由して伝えるようになるという。
このサービスを提供するHERE社は昨年、ノキアからスピンアウントしてドイツの自動車メーカーグループ(アウディ・ダイムラー・BWMのコンソーシアム)に31億ドルで買収された。HEREは自動運転技術を見据えた高精度の地図データ作成に取り組んでおり、そのためにこの車載装置には多数のセンサーが搭載されている。
車の速度や位置、進行方向、ブレーキやライトのON/OFFまでをセンサーが測定。ビデオカメラが路面状況や前方の車両の動きを認識する。走行状況から道路の混雑状況を把握するだけでになく、危険な箇所、そして交通規制の情報を収集する機能を持つ。これら車載機器が測定したデータはHEREのオープン位置データプラットフォームに自動で受送信される仕組み。
HEREのプラットフォームは、リアルタイムに送信されてくるデータを利用し、交通渋滞や事故情報などをドライバーに提供する。
【関連URL】
・HERE first to unveil services from sensor data of multiple car brands
http://360.here.com/2016/09/26/here-first-to-unveil-services-from-sensor-data-of-multiple-car-brands/
リアルタイムの交通情報を集約するサービスといえば、Googleに2013年6月に11億ドルという巨額で買収されたイスラエルのWazeが筆頭にあげられる。wazeはアプリベースで、ソーシャルパワー(というかクラウドソーシング)型。今後、自動運転が普及するフェーズに入ると考えた時、データの精度の高さが要求されるため、HEREの取り組みの方が価値が高まるのだろうか。なお、将来親会社3社以外のメーカーにも導入を促進していくようだ。