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進化を続けるVR/MR領域のテクノロジー。フィンランドのVarjo社は「人間の目の解像度を実現」することで、シームレスに現実と3Dオブジェクトを混在することができるといいます。
Varjo社が特許を取得した「Bionic Display™」テクノロジーは、人間の目の自然な動きを模倣することで「今日のVR/ARデバイスの100倍までの解像度をもつ製品を製造することができる」(公式サイトより)としています
以下の写真は、Oculus CV1プロトタイプの筐体(アイピース)に「Bionic Display」のシステムを組み込んだデモをソニーのデジカメで撮影したものです。上が「Bionic Display」、下が元々のOculusの映像です。
このように明かな差がある「Varjo」の技術は、同社によると「70メガピクセル」の解像度があるといいます。これは8K解像度(およそ33メガピクセル)の倍となり、既存の映像データ伝送技術ではカバーできない情報量となると考えられますが、米TechCrunchの報道によると「30メガピクセルのソニー製MicroOLEDディスプレイを使っているが、ユーザーの目の位置を追跡し、視点の中心にある領域のみを完全な解像度でレンダリング」するという独自技術を開発しているとのことです。
比較デバイス | 有効解像度 | 視野角 |
---|---|---|
Varjo 20|20 | 70 MP | 100° |
Oculus, Vive | 1.2 MP | 100° |
VRの5年後* | 16 MP | 140° |
HoloLens | 1 MP | 32° |
ODG R9 | 2 MP | 50° |
Meta II | 1.8 MP | 100° |
* Oculus チーフサイエンティスト Michael Abrash氏が 2016年開催のOculus Connect 3で予想 |
Varjo対応デバイスの申し込み受付は2017年第四四半期の末頃を予定しており、1万ドル未満の価格で実現しようとしていいます。
【関連URL】
・Varjo
http://www.varjo.com