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株式会社バニーホップが3月15日、Raspberry Piを利用して加速度、温度、電流などを、高い精度でセンシングが可能なIoTプラットフォーム「IoT for SENSE」をリリースした。
「IoT for SENSE」は、Raspberry Pi向けのセンシングに特化したOSが開発、搭載されている。その結果、データの欠落が少なく、高精度のセンシングが可能とのこと。
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センシングに特化した独自のOSは、リアルタイム処理が可能で、センシングのプロセスを最優先する。
「IoT for SENSE」によって1台あたりのセンサー端末コストは、これまでの10分の1程度で提供が可能になる。センサー端末を多台数で設置でき、複数の箇所から高精度のデータ分析を可能にした。
温度計測をする場合、一点では温度上昇がわかるだけのところを、多点計測することで部分別に温度がわかる。 結果、いままでミクロで計測していたデータが、マクロで把握できるようになる。
【関連URL】
・コスト1/10で高精度なセンシング:バニーホップ「IoT for SENSE」を発表
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000011283.html
蛇足:僕はこう思いました
株式会社シナノ電子技研によると、IoT/M2M/センシングデータ・サービス市場拡大には、「端末/センサー/通信モジュールの低価格化」が必要であるとしている。本製品は、そのセンサー端末コストの削減に寄与するのではないか。IoTでいうと、株式会社リクルートホールディングスが運営するTECH LAB PAAKの第5期会員では、ハードウェア会員枠も募集しているようだ。本製品によって、あらたなプロダクトが生まれることに期待したい。