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国産として初のGPSとなる準天頂衛星システム「みちびき」の運用が本日(2018年11月1日)始まりました。全国あらゆる地域でGPSが利用できるだけでなく、対応機器を使うことで最大数センチメートルの誤差の緯度経度情報を取得することが可能です。
「みちびき」は4機体制、将来は7機に
「みちびき」運用以前のGPSは米国が運用する衛星を利用していましが、本日スタートした「みちびき」は既存のGPSに加え共存する形で運用されるもので、3つの準天頂衛星と1つの静止衛星で構成されており、2020年に1機と2023年に3機を追加して最終的に7機体制で運用することが閣議決定されています
本日の段階で、誤差数メートルの測位補強「サブメータ級測位補強サービス」および誤差数センチの「センチメーター級測位補強サービス」がスタートしています。
みちびき対応機器は?
「みちびき」対応機器にはスマホ・タブレットPC、カー用品、アウトドア・デジカメ・時計、受信機・チップ・LSI、その他という5つのカテゴリーがあり、現在公式サイトで紹介されている誤差数メートルの「サブメーター級測位補強サービス」に対応した機器(L1S)は、MASA社のスポーツウォッチ「ザ・ゴルフウォッチ プレミアムII」ほかソフトバンクの「マルチGNSS端末」といった測定機器など7機種のみ。
誤差数センチの「センチメーター級測位補強サービス」となると、マゼランシステムズジャパンやコア社の測定機器などに限定される模様です。
ただ、「みちびき」の衛星群は従来のGPSの衛星測位サービスと同じ信号(L1C/A)を発信しており、これはiPhone XR/XRなど一般のスマートフォンにも対応しています。従来とは機数や台数が異なるため、本日の「みちびき」運用スタートにより何らかの変化がある可能性も考えられます。
【関連URL】
・[公式] 準天頂衛星システムサービス株式会社(QSS)
蛇足:僕はこう思ったッス
センチメーター級も気になるが、L1C/A対応機器も変化あるのだろうか。そして将来7機編成になったらどんな世界が訪れるのだろう。ここ数年で最もワクワクするテクノロジーニュースとなりそう。