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スマホやタブレットといったスマートデバイスが普及するに連れ、着実に利用者の行動に変化が現れているのは事実。
ガラケーではなく、スマホの慣習。その上で構築される利用スタイルやカルチャーが生まれるのは当然で、LINEを筆頭としたスマホネイティブのコミュニケーションツールが独自の成長曲線を描くのは自然な流れ。
しかしながら、企業や組織の中は、まだまだ15年前のままというケースも多い。
そこに一石を投じるのがL is B社である。同社は2013年11月22日、スマートデバイス時代のクラウド型コミュニケーションサービス「direct(ダイレクト)」を発表した。。
「direct」は、スマートデバイスでの使用を前提として構築されたクラウド型のコミュニケーションインフラ。
企業内の使用を前提としており、個別対話とグループ対話が基本で、ファイル添付などの基本機能は全て搭載。
パブリックな共有要素などは排除しているが、その代わり、一斉プッシュ通知などの組織運用ならではの機能を搭載している。
対応デバイスとしては、スマートフォン以外に、PCにも対応。PCではスマートデバイスの使用感を踏襲することで、より簡便な世界観を追求したのが特徴だ。
注目したいのは、コミュニケーションの上で「Yes/No」や「項目セレクト」で集計を実行したり、「タスク」管理ができるようになっている点。
以下のように対話の流れの中で設問を作成し、同じくチャット上で回答することができる。
これらは利用者が適宜チェックすることもできるが、管理者ツール側で利用状況などの集計をすることも可能。
管理ツールには、アカウント管理はもちろん、データバックアップにも対応。コミュニケーションのSSL対応や緊急措置、暗号化による添付ファイルデータ保護、サーバーのアクセス管理にできるなどいたれりつくせりの内容になっている。
「direct」は本日から事前予約開始。気になる価格は、現時点では以下のように伝えられているがオプションについてまだ詳細は明らかになっていない。
【関連URL】
・direct – クラウド連携メッセンジャー
https://direct4b.com/ja/
・スタンプを自動で選択してチャットを盛り上げる天才エンジン、「BANCHA(ばんちゃ)」としてOEM提供へ 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51777432.html
・L is B Corporation
http://www.l-is-b.com/
ガラケー文化とスマートデバイス文化。僕達業界人や若年層はスマホが当然で、かなりのスピードで浸透しているのを感じるが、一般層全体や企業でみるとまだまだこれから。両方の時代を歩み、提案する側として見ていると、やはりスマートデバイスの方が学習曲線が急上昇するため導入もされやすいと思うし、LINEやこのdirectのようなユーザー目線で洗練したサービスは、確かに何倍も効率を向上するように思う。
また、L is Bは、これまで自然言語解析の技術ノウハウを蓄積し、チャットアプリを中心にさまざまなプロダクトを主にOEM型で提供してきた。本日発表された「direct」には、その要素が含まれていないが、ゆくゆくは対話機能などに導入されたら?と期待感がふくらんでゆく。ビジネスチャットはまもなく競争の激戦区となる様相だが、同社の技術をベースに、企業内のさまざまなリソースが融合されるのだとしたら、それは本当に革命的なことだと思う。海外で受けそう。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプト「BreakThroughTogether」でTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)