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LINEがプリインストールされたノキアの「Asha310」シリーズが2013年3月に販売を開始した。APACの13か国を皮切りに、インド・中東・アフリカ・中南米へとを拡大する計画。
ところがノキアは2013年4月24日、競合とも言えるスマホメッセンジャーアプリ「Whats App」専用ボタンを施したQWERTYキーボード搭載の「ASHA 210」シリーズを発表した。LINEプリインモデルと同じ「シリーズ40」と呼ばれる低価格モデルで、価格は72USドル。アジア地域をターゲットに2013年第二四半期に発売予定だ。
ノキアは2012年、Facebook専用ボタンを持つ「ASHA 205」を提供した過去もある。世界でユーザー数を拡大する「WhatsApp」版をリリースするのは何ら疑問に感じないが、低コスト機にソーシャルメディアアプリをプリインストールするだけでなく、ハードウェアのボタンまで用意することには大きな意味があるように思える。
というのも、まず価格の安さから出荷台数が違う。LINEがプリインストールされたAsha310の出荷販売目標は年間2億台だ。低スペックから音声通話はできなくとも、稼ぎ頭であるスタンプやゲームは対応できる。facebookもWhatsAppも課金という意味では十分旨味が期待できる。
それに、これらソーシャルメディアは、とにかくリアルグラフを獲得しオンラインユーザーのシェア争いにつなげたいと考えている。もちろんブランディングという意味でも、デバイスにサービス名が付与されることの価値を理解しての提携劇だろう。
LINEプリインストールモデルはキーボードが無いのでハードボタンは関係ないが、低価格スマホを媒介に、スマホコミュニケーションアプリの激戦が繰り広げられることは必至のようだ。
【関連URL】
・Nokia Asha 210 – QWERTY Smartphone for Social Sharing – Nokia
http://www.nokia.com/global/products/phone/asha210/
・The keys to getting social: Nokia Asha 210 – Nokia Conversations : the official Nokia blog
http://conversations.nokia.com/2013/04/24/the-keys-to-getting-social-nokia-asha-210/
・LINE、ノキアと戦略的提携 世界2億台出荷の低価格シリーズ向けに提供へ 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51781991.html
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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