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あの土管にポイッ!! 「Pipe」は1GBまでのファイルをPtoPで送付可能にする 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 ドイツ・ベルリンで2011年夏に誕生したスタートアップ Pipe Dream Technologies GmbHは2013年6月5日、Facebookの友人知人に対し、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップで直接送付できるサービス「Pipe」をローンチした。

screenshot_289 インターフェイスは実にシンプル。

 Facebookフレンドから送付先を選択した後、何だか見たことのある土管にファイルを投げ入れるとデータ転送が開始する。

 転送経路は暗号化されており、サーバーなどを経由せず、端末同士で直接ファイルの受送信をする特徴を持つ。

 また、あらゆる形式のファイルに対応しており、ファイルサイズは最大1GBまで対応するのも魅力的だ。

 もし送付先の相手がオフラインの場合、100MB以下のファイルであれば「ロッカー」に保存しておくこともできる。双方がオンラインになった場合、ファイルを選択し直す手間なく転送を開始することができる仕組みだ。




 創業メンバーは3人。

 CEO Simon Hossell氏は音楽・ビデオ情報のメタデータ・プロバイダー世界最大手「Gracenote」のヨーロッパ戦略を担当。モバイル&ネットスタートアップに造詣が深い。

 PhilipとMarco氏は、オンラインジュークボックスの草分けである「Songbeat」を2007年に開発。ワーナーからの訴訟を受けるなど苦境に立たされるが、最終的に彼等の技術はドイツ初でSpotifyをライバル視する「Simfy」に売却している。



【関連URL】
・Pipe
http://www.pipe.com/
・「Usepipe」1GBまでのファイルをFacebookフレンドにPtoPで転送できる新サービス【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51747420.html

蛇足:僕はこう思ったッス
 実はちょうど1年前に話題になったサービスで、その後どうなっているか気になっていた。UIは1年前に完成されていたし、時間かかり過ぎと思うのだが、スマホアプリ展開も視野に入れているとのことなので、この正式リリースを皮切りに様々な展開がスタートするのだろうと期待してみたい。
著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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