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世界には日本ではほとんど報道されていないような展示会が多数開催されています。実際、そうした展示会のブースから、世を轟かせるベンチャー企業がしばしば発掘されるのも現実です。
そこで、シェアエックス社は本日(2018年11月7日)より、テック系ベンチャーの新規事業を展示会から発掘するプラットフォーム「「SEKAIBOX(セカイボックス)」のβ版をリリースしました。
セカイボックスでは、セカイのテック系展示会を自ら取材し、そこで収集した情報から厳選した企業やプロダクトの情報を、クライアント企業のリクエストに応じて配信します。個別のリサーチや商談のセッティングサポートも提供します。
β版のカバー地域は、ヨーロッパ・インド・アフリアで、順次拡大する計画。クライアント企業にあったパートナー選定も独自で行い、基本情報配信は無料で、追加のリサーチや商談代行は別途有料になるとのこと。
【関連URL】
・[公式] SEKAIBOX(セカイボックス)
蛇足:僕はこう思ったッス
1990年代前半。アメリカの主力IT系展示会には日本の商社が多数会場内を行脚していた。パートナー探しだ。日本への再販目的が主体であったが、大手を資金力で抑えていくコンセプトで、決裁権限を持つ役員が横一列にならんで会場を進んでいく姿は勇ましく滑稽でもあった。激しく入れ替わるトレンドに絶えきれず、スタートアップのような小さいながらも急成長する企業の発掘には関心がない彼らの存在は消えていったのだ。一報で、米国発の巨大展示会COMDEXを買収したソフトバンクは正しかった。IT業界を抑えるには情報メディアが不可欠で、有象無象を含めた全ての企業の動きをキャッチアップすることが、何より重要だと考えたのだ。セカイボックスの動きはそうした当時を思う浮かばせられる。あとは規模。一気に抑えられるかどうか、あとは、この情報の中から貴重なスタートアップを見つける目をチームとして構築できるかどうか、だろう。