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ビジネスチャットサービスの世界的サービス「Slack」は日本時間の本日(2020年5月13日)早朝から11時30分頃にかけて、サービスが使用しにくい状態になった。現在は復旧済みと発表。
ビジネスチャットに依存することの多い一部の企業は業務の中断を余儀なくされるなどの問題が発生した。度々発生する「チャットができないから仕事がてきない問題」はテレワーク時代には避けられない問題なのか、今回Slackに発生した問題の経緯と、問題点について簡単に整理したい。
Slackにおこった障害は深夜から
今回の障害の予兆は深夜に発生。世界中のユーザーに影響があり、ソーシャルメディアなどへの報告は継続して行われていたが、日本の始業時間に問題が深刻化した形と考えられる。問題の詳細などについては現時点では発表されていない。
・2020年5月13日 1時20分(日本時間)
サービス状況の悪化や接続の問題を把握。調査したところ問題を特定できない。
・2020年5月13日 8時53分(日本時間)
メッセージ送信の失敗やタイムアウトエラーの問題発生、ユーザーからの報告相次ぐ。Slack社は迅速に対処し、まもなくアップデートする旨発表。
・2020年5月13日 9時2分(日本時間)
ユーザーがSlackに接続できない問題。Slack社は調査中と発表。
・2020年5月13日 9時43分(日本時間)
接続の問題を調査中と発表。一部のユーザーは改善した可能性がある。30分後にまた報告すると発表。
・2020年5月13日 10時14分(日本時間)
サービスの完全復旧に向け取り込み中。低下したパフォーマンスを向上することができた可能性があると発表。まもなく更新情報を報告すると発表。
・2020年5月13日 11時14分(日本時間)
ユーザーはSlackに接続できるようになったはず。と報告。ただ、すべてが正常になったわけではなく、問題があったらサポートメール(feedback@slack.com)まで連絡を。直ったら報告する、と発表。
・2020年5月13日 11時26分(日本時間)
サービスの完全復旧を報告。全てのユーザーがSlackに接続できるようになる。問題があったらサポートメール(feedback@slack.com)まで連絡をと報告。
以上
Slack障害でみる「チャットが使えないから仕事がてきない問題」
ビジネスチャットの普及は世界的に進んでいる。後発で浸透しはじめた日本ではビジネスチャットへの依存が強い傾向にあり、サービスが止まる度「仕事が全くできない」という声が多く聞かれる。
なぜか?複数の組織のSlack利用状況を拝見させてもらったが、ほぼ全てが「部署チャネル」型の運用になっていた。仕事始めにまず部署チャネル・チームチャネルでおしゃべりを開始するのだ。そこでどんな仕事をするのかについて、または今やっている仕事について話をしてから作業をするのだ。問題があったらまたチャット、いつの間にか一日中チャットをしているという人が特に日本では多い、その現状に警鐘を鳴らす出来事といえるだろう。
【関連URL】
・[公式] slack | Status
https://status.slack.com