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スプツニ子!氏がMITメディアラボに参画 【@maskin】


[読了時間: 2分]

 伊藤譲一氏が所長を勤めるMITメディアラボは2013年6月18日、スプツニ子!こと尾崎ヒロミ氏が教員として参画すると発表した。

 役職はAssistant Professor。

 スプツニ子!氏は、日常生活とその未来におけるテクノロジーの重要性を模索するアーティストで、楽曲やビデオ、プロダクトデザインまで手がけることで有名。

 旧来型のアカデミックな領域を超えて、ソーシャルネットワークやビデオ共有プラットフォームでの発信・ディスカッションに注力してきたことを受け、声明では「彼女の境界線を超えた活動や、MITメディアラボの学部的発想に反する考えやコラボレーション環境の象徴となる」と高く評価されている。

 MITメディアラボ メディアアーツ&科学のアカデミックプログラム教授 Mitchel Resnick 氏は「大きなエネルギーやイマジネーション、そしてクリエイティビティをMITメディアラボにもたらすことを期待する」と延べ、伊藤譲一 所長もこの様に絶賛している。

 「彼女の仕事に興奮させられる最大の要因は、科学や数値、ネットワーキング、アート、デザインを美しいHackとしてエレガントに合成することだ」。

 実際に彼女の作品を見てもらえれば、その意味を十分に理解することができるだろう。





【関連URL】
・MIT Media Lab: Welcome to New Faculty Member Hiromi Ozaki!
http://blog.media.mit.edu/2013/06/welcome-to-new-faculty-member-hiromi.html
・Sputniko!
http://www.sputniko.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
 とんでもない実績と経歴を持つスプツニ子!氏は、リクルートメディアラボでも2012年4月から顧問を勤めている。
彼女の活動を見てと思うのは、純粋な意味での「メディア」の存在意義やその機能のありかたについて。特に日本は報道メディアなどについても、欧米と比較してまだまだという点があるのは否めず(フィーや制度や取り組みなどなど)、昔ながらのスタイルへの依存が強い。
メディアが人や文化との中間媒介なのだとしたら、もっと表現は多様であると思うし、その触れ方だってもっともっとイノベーティブなものが出てきてもいいと思った次第。


著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSの啓蒙。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。
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