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Eコマースプラットフォーム「BASE(ベイス)」を展開するBASE社は2017年9月6日、ECを展開するユーザー店舗に対し「QRコード決済」について調査しその結果を公開ました。
QRコード決済は、専用アプリを使いスマートフォンのカメラで二次元バーコード形式の“QRコード”をスキャンすることで店舗などで手間無く決済ができるというものです。中国やインド、東南アジア圏で爆発的な普及をみせており、日本でもいくつかの事業者がサービスを展開しています(参考「Pixivも開始、今すぐ使えるQRコード決済まとめ」)。
QRコード決済 80.9%が「知らなかった」
調査は、BASEの登録店舗ユーザーに対してインターネット上のアンケートとして実施されました。質問は、実店舗における「QRコード決済」に対する関心・期待度を計る内容です。
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調査方法:インターネット調査
対象: ネットショップ作成サービス「BASE」登録店舗
回答数: 506店舗
期間: 2017年9月4日(月)10時‐15時
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80.9%という大多数の回答者が「知らなかった」と応える一方で、特別な機器を用意することなくスマートフォンやタブレットから決済を行うことができる導入しやすさや、決済のスピードなどに期待する声が目立ちます。
【 認知度 】
・QRコード決済を知っていましたか?
知らなかった 80.9%
知っていた 16.7%
回答無 2.4%【 最も魅力を感じる点 】
・QRコード決済のどんなところに最も魅力を感じますか? ※複数選択不可
導入コスト(クレジットカード決済の読み取り機器を購入する必要がない等) 47.8%
時短(現金の受け渡しにかかる時間がなくなるので、販売にかかる時間を短縮できる)28.3%
セキュリティ(現金の管理が不要なので、セキュリティ上良いと思うから) 13.2%
回答無 5.9%
その他(日常的にクレジットカードを使用する方の商品購入/高額商品の決済等) 4.7%
個人・小規模店舗の救世主となるか
BASEは、2017年9月4日に「QRコード決済App」の提供を開始しています。2日たらずで導入店舗が2000店舗を突破するなど大きな反響がありました。
BASEのECプラットフォームサービスは個人・法人・地方自治体など40万店舗に利用されています。特に自社ブランドの商材の販売に使われる傾向があり、47都道府県全てで導入店舗があるなど、広い地域ででのQRコード決済の導入が期待されています。
【関連URL】
・ネットショップ作成サービス「BASE」
https://thebase.in/
・ID型決済サービス「PAY ID」
https://id.pay.jp/
・BASEの「QRコード決済App」導入店舗数が1日で2,000店舗を突破! 8割以上が初めてQRコード決済を知り、導入理由は「導入コストが魅力」が半数に。
https://binc.jp/news/pr_20170905/
・Pixivも開始、今すぐ使えるQRコード決済まとめ
http://techwave.jp/archives/a-list-of-qrcode-payment-in-japan.html
QRコード決済を体験したことのある人なら、消費者でも店舗側でもその利便性に刺激を受けていると思う。海外では偽装QRコードによる売り上げ搾取事件などが起こってはいるが、サービス提供側は対策を常に打っているし、何よりそれを上回る簡便さがある。これが普及すると「おさいふケータイ」の存在もあやうくなるだろう。ただでさえ、おさいふケータイ対応スマホの比率が減っている上に、店舗側はスキャンデバイスを用意するなど高いハードルがあるわけで、QRコード決済のような手軽な方法が市場を席巻するのは時間の問題。特にBASEが対象とするような個人や小規模店舗などでは導入しない手はない。認知が30%を超えるくらいから加速するのは必至。年末にはQRコード決済一色と考えてるっす。