500 Startups Japan 1号ファンドがクローズ、クールジャパン機構が11億円出資

Startups

60か国でシード期のベンチャー企業に投資をする米「500 Startups」の日本部門「500 Startups Japan」が運営するファンド「500 Startups,L.P.」に、クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)が1000万ドル(約11億円)を上限としたLP出資を行ったことが2017年6月15日明らかになりました。

これによりファンド「500 Startups JP,L.P.」は、当初目標額3000万ドル(約33億円)を超える総額3500万ドル(約38億円)を調達してクローズしています。これは米500 Statupsが展開する地域ファンドの中で最も大きな規模です。クールジャパン機構以外のLP投資にはみずほ銀行・ミクシィ・ニコン・三菱地所・そのほかエンジェル投資家が参画しています。

米「500 Startups」が、 日本ファンド 「500 Startups Japan」を設立したのは2015年9月。翌年2016年3月から日本ベースの投資活動を開始し21社に投資をしてきました。日本ファンド設立する前の5年間は米本社から日本スタートアップ17社に投資をしています。

「地域にファンドをつくり、小さい投資を沢山していくことで、エコシステムを構築する」
(500 Startups Japan 代表兼マネージングパートナー James Riney氏)というコンセプトで、1社あたり1000万円から5000万円(追加5000万円~1億円)の投資活動を展開してきました。

クールジャパン分野で海外進出していく企業を増やしたい

今回大型のLP出資を行ったクールジャパン機構 投資戦略グループ シニアディレクター 小川剛氏は「クールジャパン分野で海外でていく企業を増やしたい。それには種まきが必要で、500 Startups Japanが行っているシード特化のシード投資および教育育成活動こそが重要」と言います。

クールジャパン機構は、500 Startups Japanのファンド投資・育成から飛び出したシード期以降のスタートアップに対し投資フェーズで数億、数十億の投資をしていく考えです。


写真右から:500 Startups Japan マネージングパートナー 澤山陽平氏・500 Startups Japan
代表兼マネージングパートナー James Riney氏・クールジャパン機構 代表取締役社長 太田伸之氏・クールジャパン機構 投資戦略グループ シニアディレクター 小川剛氏

【関連URL】
・500 Startups Japan
https://500startups.jp/

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 500 Startupsといえばグローバルエコシステムの強さ。さまざまな地域で活動し、結果として60か国、1800件の投資をしています。アメリカではサンフランシスコとシリコンバレーでアクセラレーションプログラムを展開しており、それは2000-3000件の応募があるのに対し参加できるのは30-40人という人気ぶり。いわゆる座学ではなくさまざまな分野でのキープレイヤーがメンターとなるのも特徴。日本でもこれらの動きの一端として様々な動きをしています。すでに1年3か月で21社の投資が完了しており、ファンドのクローズ後も年間15-20社のペースを維持していいくとのことです。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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