ケータイは位置情報とソーシャル化でこう変わる【湯川】

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[読了時間:4分]
 すべてのウェブサービスはモバイルが中心になり、モバイルのソーシャル化により業界ごとの再編が起こる。FacebookのCEOのMark Zuckerberg氏がそう考えていることは、彼のインタビュー記事で分かった。(関連記事:「ケータイはソーシャルでこう進化する」Facebookトップのインタビューから【湯川】 : TechWave

 その記事の「蛇足:オレはこう思う」では同氏の主張に対する僕の考えを述べることなく、単に一部同業者にケンカを売る決意表明をしただけだった(笑)ので、改めてケータイがソーシャル化することでこう変化するんだろうなと僕なりに思うことを書いてみたい。

連絡帳がSNSになる
 これは既に起こっていること。英ケータイメーカーINQ(インク)のINQ Social Mobilでは最初からそうなっているし、iPhoneでもFacebookの友人の顔写真や勤務先、居住地などの情報がボタン1つで簡単にダウンロードできるように、もう間もなくなる。そしてその連絡先からTwitterの発言などを読めるようになる。

勤務先や電話番号の変更通知が不要になる
 勤務先や電話番号が変われば本人がSNS上のデータを更新するだろうし、その友人は常に最新の情報を手にすることができる。連絡先データを最新のものに更新しているかどうかは、その人物がSNS上でどれだけ活発に発言しているかどうかで判断できる。もう1年以上も何の情報も発信していない人であれば連絡先データが昔のままであるかもしれない。でもいずれそんな人はいなくなる。仙人のように山にこもっている人以外は。



電話番号が不要になる
 FacebookやTwitterといったソーシャルメディアのTwitterのIDが個人識別情報になり、電話番号は不要になる。これも実は既に起こっていること。僕はiPhoneを解約して代わりに最新のiPod touchとPocket wi-fiを使っている。それでiPod touchでテレビ電話「Facetime」で通話している。iPhoneのFacetimeは電話番号を個人識別用に使っているのだが、iPod touchには電話番号がないので、代わりにメールアドレスを個人識別情報にしている。それで何ら不都合はない。その場合、Appleは電話会社に代わり電話交換機の役割を果たしているわけだ。

今電話をしていいかどうかケータイが教えてくれる
 ユーザー自身が「電話受付中」「忙しい」「急用のみ受け付け」「いまヒマ」などといったメッセージの中から選択できるようになるだろう。またユーザーが能動的に選択しなくても、Twitterの過去30分間の更新頻度や、GPSによる場所情報(電車に乗っているかどうか)、場所と時間をベースにした過去の応答履歴(毎週火曜日午後8時はジムで汗を流しているので電話にでない)、予定表の情報などから、今電話して受けてもらえるかどうかを推測して教えてくれるようになるだろう。

飲み会の招集を瞬時に
 ちょっとした時間のすきに友人との会合を持てるようになる。プレゼンス情報を「いまヒマ」に設定している現在地周辺にいる友人たちに対して、飲み会の誘いを一斉同報できるようになる。ケータイがきっちりとした待ち合わせ時間と場所を決めておくという行為を不要にしたように、飲み会も自然発生的に行うものが増えるだろう。

位置情報とソーシャルをベースにすべてのアプリが様変わりする
 Zuckerberg氏の言うように、位置情報と友人関係の情報を加えることですべてのアプリがまるで別モノになる。今あるアプリに位置情報と友人関係情報(ソーシャルグラフ)を追加するのではなく、位置情報と友人関係情報をベースに新しいアプリを開発するほうがいいかもしれない。もうこれまでのようにユーザー数を増やす努力を地道に何年も続けなくても、SNSが提供する人間関係をベースに一気にユーザー数を伸ばせることになる。

 このほかにもケータイの利用方法が位置情報とソーシャル化でいろいろ大きく変わると思う。ほかにもこう変わるかもしんないよ、というアイデアがありましたら、どんどんTwitterやコメント欄でお寄せください。

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