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昨年秋に招待制で公開され、チュニジア・エジプト情勢に関する「まとめ」が(海外で)注目を浴びていた、キューレーションツールのStorifyが一般公開されました。
一言で言うと、少しリッチなTogetter。操作方法はTogetter同様のドラッグ&ドロップです。
Twitterであれば、自分のタイムラインやリプライ、リストなどが選択可能です。その他、YouTubeやFlickr、Google検索、RSS、URL直接入力にも対応し、Facebookも、パブリックになっている投稿であれば検索可能のようです。
(何も入力しない状態で検索すると、undefinedという単語の検索結果が表示されます・・・)
作成した「Story」は、twitter、facebook、tumblr、posterousなどに転送可能で、もちろん埋込みにも対応しています。
入れられるコンテンツの多様さについては、BBCがロンドンマラソンで作ったこちらのStoryをどうぞ。http://storify.com/bbclondonnews/your-story-of-marathon-2011
その存在をあまり知られていませんが、Togetter英語版のChirpstoryではリッチコンテンツの指定も可能ですし、同様のことはNAVERまとめも得意とするところです。
その点では、既に国内で使われている同様のツールに対する優位点はありません。
一方、ジャーナリストや報道機関がソーシャルメディア活用に積極的な特に米国では、キューレーションの重要性の高まりとともに、実際のキューレーション作業ツールが注目されています。シンプルな見た目と分かりやすい操作性は、ジャーナリスティックな目的にも十分かなうでしょう。ニュースサイトでStorifyが使われることでツールとしての知名度や信頼性が増し、利用が広まる可能性もあります。
Storifyのリリースによると既に、The New York Times、The Wall Street Journal、The Washington Post、Los Angeles Timesなどの(当然ですが)webオリジナルのコンテンツで使われ始めています。
また、アルジャジーラは、5月2日からTVとStorifyを合わせた新番組「Stream」を開始。TV局がソーシャルストリームをどの様に活かすのかも興味深いところです。http://stream.aljazeera.com/about
【参考】
How TV & The Web Are Merging: Al Jazeera’s New Show, The Stream(ReadWriteWeb)
The Future of Media: Storify and the Curatorial Instinct(GigaOM)