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「Open Network Lab(オープンネットワークラボ)」は4月16日、起業家支援プログラム「Seed Accelerator」の第四期に参加した5チームの最終選考プレゼンテーションの場「Demo Day」を開催した。
「Open Network Lab」は、2010年4月にデジタルガレージの起業家支援プログラムとしたスタートしたもので2011年4月に法人化。過去一期から三期までの参加チームには、Y Combinatorから出資を受けることに成功した「Mieple」、フランスで開催されたLeWebやSouth by South Westのコンテストでファイナリストの採択された「Compath.me」などがあり、世界における評価が高まる中での第四期DemoDayとなった(過去の参加プロジェクト一覧)。
エンタメ寄り、若年層実力派チーム
四期の参加プロジェクトは5つ。プログラマー向けのプロダクトを開発するIncrementsの「qiitaとKobito」は、本格的なツールとアプリを提供。
残りの4つはTweetを自動でマンガに変換してしまうL is Bの「Feelon!」。クリエイターの作品を購入することができるクゥーイーのマーケットプレース「arraies」。tpn companyによる実績をもつ現役女子大生らがデザインする落書きアプリ「picteen」。映画館のオンデマンドサービスを展開するブルームの「ドリパス」と、いずれも比較的エンターテインメント寄りのサービスとなった。
デモでは、初めに各チームのメンターが内容の紹介をし、継いで代表者がサービスやチーム編成についてプレゼンテーションを行った。メンターは、デジタルガレージグループから1名づつ担当する形で、「食べログ」創設者の村上敦浩氏などが登壇した。
Feelon!やドリパスなどすでにサービスインして長いプロジェクトもあり、Seed Accelerator参加によりどう進化するかが注目されたが、会場を沸かせる新サービスの発表もあり充実したデモとなった。
優勝は「QiitaとKobito」のIncrementsチーム
優勝は満場一致で決まったというIncrementsチーム。毛色が違う企画だっただけに、本人らも意外という表情で壇上に向っていた。とにかく、おめでとう!
【関連URL】
・Open Network Lab(オープンネットワークラボ)
http://techwave.jp/archives/51718156.html
十代から二十代という若年層が目立った。とはいえ既に市場で評価を受けた経験のある実力派がずらり。優勝のQiitaは着眼点と完成度の勝利といったところだろうか。個人的に注目していて取材したいなーと思っていたところだが、Feelon!やドリパスもよかった。いずれにせよ、国内の起業家育成プログラムの歴史に名を刻んだデモだったと思う。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 DJ、emacs使い。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは創出支援に注力し目利きとして定評が生まれつつある。夢は映画作り (宇都宮市在住)