「MOVIDA Demo Day 2nd」 レポート(前編) 【増田 @maskin】 #mjstartup

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[読了時間: 2分]

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 MOVIDA JAPANは2012年10月30日、ITスタートアップを1000社輩出すべく実施しているプログラム「MOVIDA Seed Acceleration Program」参加スタートアップの中から、選抜された8チームの事業内容をマスコミや投資家等にプレゼンテーションするイベント「MOVIDA Demo Day」を実施した。まず、前編4チームのサマリーをお伝えする。

サービス5分、ビジネス5分でより詳細に説明

僕たちがスタートアップした理由

僕たちがスタートアップした理由
著者:MOVIDA JAPAN 株式会社 Seed Acceleration Div.
価格:1,575円(税込、送料込)
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 通常のピッチ(投資家向けプレゼン)イベントとの違いは、サービス説明とビジネス説明を分割している点。ビジネス説明は、来場者を4分割し、それぞれのグループ毎に説明およびQ&A対応ができるように配慮している。よって本レポートもサービスとビジネスに分けて記載する。

 「MOVIDA Seed Acceleration Program」 」がフォーカスするのは「Mobility of Life」「Global Distribution」「Social Sharing」「Cloud Accelerated Innovation」「Social Curation」「Life with Smart Robot」「Power of Manabi (co-learning)」という7つの分野となっている。

 なお、このイベントは、具体的な数字等も公にする形で事業を説明するが、出資法を遵守し投資を呼び掛ける形式とならないような配慮がされていた。

「PomPonSale」

ponsale
サービス
牛乳と入力すると価格を比較する、主婦しか知らない情報を得ることも可能。ありがとうとお知らせ通知、買い得探しが楽しくなる情報共有サービス。ポンポンセール。有益性の高い情報を共有し、主婦のコミュニケーションを活性化することで情報のサイクルを構築する。

ビジネス
マネタイズでは販売店連携。エンタテインメント系のサービスの経験はあるが長続きしないと判断、スーパーに行ってみると主婦の方が商品を吟味して購入している。ヒアリングで「チラシは見ない」「手軽に比較できるのは助かる」という強烈なニーズを感じさせるフィードバックが得られた。サービスは特性地域を絞りピンポイントで出稿できる。売れ筋、関心度、市場動向、消費傾向が詳細に渡り取得できる。オープンPOSシステムとの連携もある。

「ippy」 by mashroom

サービス
「Facebookのフレンドから誕生日プレゼントをもらったことがある人は?」。会場からはパラパラと手があがるものの、それほど多いわけではない。しめたと思ったのがippyの山瀬氏は「それはギフトにはお金がかかるから」と説明し、無料でギフトカードを送付できる「ippy」の優位性を説明する。シチュエーションにあわせたギフトを提供する。

ビジネス
O2Oマーケティングソリューションとして来店1回150円~という商品。買い物が発生するとコミッションフィーが150円発生。クライアント側としては1集客150円円許容範囲で、リスクがない点で評価されている。ギフトカード配布や購入までログを提供。新規顧客獲得手段としてブランドの認知・拡散に寄与する。また、Facebookの人データとバインドして提供する。店舗側のアプリなども提供する。Amazonのギフトでも特定のブランドで使用できるようにする手法を確立。代理点介入モデルなどにも柔軟に対応する。ユーザー増については、Facebook友達を対象にした反応の良さを、スマホのプッシュ通知などと連携しながら活用する考え。4年間で140万ユーザー。26万人が損益分岐点。

「Fantarip」

fantarip
サービス 松本氏
旅先で100%必ずやることは写真撮影。入力項目5項目で5分で旅行記が完成するサービス。旅行前に旅に触れられ、旅行中も情報を参照することができる。他者サービスには比べ。

ビジネス
4travelをライバル視。ブログターゲットの4travelに対し、fantaripはSNSターゲット。市場は自由旅行。旅行記からのプラン販売手数料、および広告手数料。「行きたい!」という反応を収集し、そこに対し商品を開発していく。ロングテールSEO実績としてコストをかけない施策で約400キーワード、今後さらに1000キーワードに拡大していく。旅行記コンテストなど、来年10月までに23万UUを達成していく。資金は4400万円必要。

「UISCOPE」 by InnoBeta

innobeta
サービス
スマホのユーザビリティテストを実施するサービス。コンテンツ市場は成長すると思われるが、使いやすがよくなければ活かすことができない。ただし正解はなく、そのアプリに準じたUIを作り込むしかない。これまでのUIテストは50万円超だが、1テスト3000円で実施する。最短3時間。想像もしなかった問題に気がつくこともできる。

ビジネス
サービスの評価は高い。国内40万アプリ、デバッグは1500億市場に達成すると予測。市場の大半を独占。スマホデザイン会議という啓蒙イベントを開催。ゲリラテストでサービス研鑽。チャネルとして、まずウェブ制作会社をパートナーとするほか、コンサルティング業務を展開し、プロダクトの高品質化に寄与。1年後は単月1千万売上に達する見込み。テスターの集め方のノウハウも溜めている。少ないが25~35才の主婦層が多い。モニターは1年後に2万1000モニターになると試算している。

後編へ続く

【関連URL】
・MOVIDA JAPAN株式会社
http://www.movidainc.com/
・孫泰蔵氏監修「僕たちがスタートアップした理由」は IT起業家およびその予備群に向けたモチベーション持続本だった 【増田 @maskin】

http://techwave.jp/archives/51764650.html

蛇足:僕はこう思ったッス
本イベントは投資家および投資担当者がターゲットであるため、ビジネス説明をいわゆる短期集中型のピッチの離したのは大正解。良質なビジネスには沢山の質問が飛びかった。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら


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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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