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「空中宅配」や「空撮」ドローンを単なるホビーとしてのラジコンヘリの範疇を超える形で活用する動きは少しずつではあるが拡大しつつある。その動きの一つとして興味深いのが農協におけるロドーン操縦技術者の育成だ。
ホープフィールド社が展開するプログラム「DJI CAMP」は、ドローンメーカーのDJIが独自で展開する技能資格認定「DJI スペシャリスト」を採用した育成プログラム。第1回は 2016年10月16日~17日 静岡県静岡市のJAにて実施される。
農業におけるIT活用の最新事例
農業におけるIT活用は、少なくとも1990年代から部分的に行われてきた。広大な作地を少ない労力で管理するためにセンサーやネットワーク網、ロボットなどさまざまな様々なアイディアが投入されてきた。
最近では無線通信網の普及が契機となり、スマートフォンや小型デバイスを活用する動きが活発化し、その最先鋒にドローンがある。調査や監視。今回のプログラムは、まずは、農場の観察などに活用するという実用的なものだが、こうした浸透はその後の農業におけるドローン活用に寄与するのではないだろうか。
今回、農協を会場とした「DJI CAMP」は全国初となる。主催者は「農業生産法人や独立系生産者、 農機具メーカーや組合など農業分野からのご参加、 中山間地でのドローン活用を検討している方のご参加も歓迎いたします」と述べているが、高齢化が進む農業従事者にどれほど受け入れられるか注目される。(DJIドローンを10時間以上運行しているというのが参加条件!)
DJI スペシャリストとは
DJI スペシャリストは、 DJI インストラクターの指導によるDJI CAMP教育カリキュラムを受講し、 技能証明に適合した操縦者です。 「DJI スペシャリスト」技能資格は、 国土交通省が定める飛行許可の申請に記入することができます。開催日程
2016年10月16日(日)~17日(月)の2日間
1日目:座学
2日目:実技試験ならびに筆記試験
雨天の場合も、 JAしみず 両河内支店 出荷場を利用し実技試験を行います受講条件
・法人の方 または 個人事業主の方
・ドローンの飛行経験が10時間以上ある
・DJI社の機体にてフライト運用している
※上記の条件を全て満たさない場合、 認定証を発行できない場合があります。 ご相談ください受講費用
97,200円(税込)認定書発行費用
合格者は、 DJI社が発行する認定書の費用をお支払いいただきます
16,200円(税込)お申込み、 詳細
お申込み・詳細のご確認はこちらです
http://www.hopefield.jp/dji-camp
【関連URL】
・DJI CAMP
http://www.hopefield.jp/dji-camp
・DJI The Future of possible.
http://www.dji.com/jp
およそ20数年前、いわゆる現在のIoTと呼ばれるものを実践する組織に在籍していた筆者は、一時農業のIT化のプロジェクトに足を突っ込んだことがあった。当時はまだ無線インターネットはない時代。銅線もしくは光ファイバーを張るしかないのだが、農地の気象条件は極悪で雷が発生するたびに機材が破壊されて使いものにならなかった。せいぜい百葉箱やリモートスイッチが実用的な範囲だったように思える。当時からセンサーやリレースイッチのネットコントロールは普通に存在していた。今は通信網が充実しているのでかなり恵まれている、AgriTechに革命的な怒らないのが不思議なくらいだ。さて、今回のドローンはまず操縦ということで、山間地のヘビーな用途に限定されているようだけど、こうした部分的段階的浸透が何らかの影響を及ぼしてくれるのはいいことだと思う。