AI防犯カメラを業務効率化に応用、アースアイズが外食・小売り商社大手のオザックスと資本業務提携

人工知能

カメラと音で人の行動や、行動パターンを認識し不審な行動をする人物をマークし警告することができる人工知能カメラを開発する「アースアイズ」は2017年6月23日、外食・小売り業界などの業務用資材を販売する大手「オザックス」と資本業務提携を締結すると発表しました。

この提携によりアースアイズのシステム販売強化はもちろん、オザックス社が持つ外食・アミューズメントなどの大手企業と共にアースアイズのシステムを「省力化」「省人化」への応用する考え。なお、オザックスはアースアイズの株式15%を1億円で取得しています。

万引き対策で実績 〜警備会社でのノウハウをAIに

アースアイズ社は、富士通および警備会社での経験を元に代表取締役 山内三郎 氏が創設したセキュリティカメラ専門企業。2009年12月、ドラッグストアやスーパーに1500台のカメラを導入したのを皮切りに、AI搭載カメラの開発を進めていました。

万引き犯の行動特性を人工知能に学習させたプロダクト「アースアイズ」法人店舗向け先行販売モデルは2017年1月から先行販売を開始しています。本体価格は8万5000円〜。月額使用料は2350円。スーパーやドラッグストアやホームセンターなどに導入され、万引き対策で実績を出しています。

今後、温度、湿度、匂いなどをセンサーで認識し、五感を活用したデバイスとして進化を続ける計画で、不法侵入や空き巣、迷惑駐車、ストーカーなども感知する製品を販売予定です。将来的には、家庭用モデルでは赤ちゃんや介護の現場の異常をも感知するデバイスとして導入される予定です。

暗黙知をノウハウ化

オザックスは、外食・小売り・アミューズメント業界などで、資材の販売のみならず、顧客企業の発注・納品・支払業務を一本化するシステムを提供するなど、業務効率化のサービスを手がけています。

今回の提携では、AIカメラの適用可能性に着目し、防犯・監視とは違う業務改善やマーケティングなど、システム化しにくいノウハウを活用するシステムを共同で開発することが明らかになっています。

【関連URL】
・アースアイズ
http://earth-eyes.co.jp
・オザックス株式会社
http://www.ozax.co.jp/

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 人の行動を知覚する技術。店舗などを対象としたサービスには日本のスタートアップ「Abeja」(日本のAIスタートアップABEJA、米Nvidiaより出資 戦略投資パートナーとしてトップ採択)などが参画しているが、人工知能の精度が高まるなか新たな利用方法でしのぎを削る局面に来たといっても過言ではないだろう。アースアイズの強みは、「万引き防止」という切り口を高度化させるという深みを持っている点。どの販売エリアにどれだけ・どんな人が集まっているかという基礎情報だけでは知り得ない人の行動を、前段階から察知することができる。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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