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三井ベンチャーズなど主催の次世代携帯電話向けのアイデアプランコンテスト「i*deal Competition 2010」で最優秀賞を受賞したLayered Readingの安藤直人さんと三谷忠照さんのお二人にお会いする機会があった。もうひとりのメンバーである鈴木雅陽さんとは今回、本業の都合で会えなかった。
Layered Readingに関しては、こんな記事やあんな記事も出ているので今さら詳しく説明しないけど、要は本としてのコンテンツの上に追加の情報レイヤーを重ねることができるというアイデア。
例えば本の中でおもしろい箇所にハイライトをつけて、それを友人に「ここの部分を読んでてね」とメールで送ったりとか、雑誌の中で紹介されている箇所について友達と会話が盛り上がったり、というようなことができる仕組み。
そんなの情報レイヤーという大掛かりな仕組みにしなくても、付箋をつけるという感じの仕組みでいいじゃん、と思うかもしれないけど、例えば僕が先日の記事の中で「英語の本でも読者が協力し合って翻訳、解説することで、英語が得意でない人でも読めるようになるのではなかろうか」と書いたけど、こんなのも情報レイヤーという形で追加するほうがいいんじゃないかと思う。情報レイヤーという仕組みにしたほうが可能性が広がるのだと思う。
「日本語の本は日本の文化でありルビも文化だフニャフニャ」とか言っている人には、びっくりするような話かもしれないけど、ちょっと大胆予測させてもらうと、こうした書籍に情報レイヤーを載せるって仕組みが僕はデファクトになるんだと思っている。
先日の記事Googleマップがホテル価格表示=今年は地図のレイヤー機能が熱くなる【湯川】も、地図に情報レイヤー層を追加するという話。いろんな情報レイヤーをいろんな人が作り出して、地図に付けたり、外したりできるようになる。同じようなことが書籍でも可能になるんだろうなと思う。
このアイデアの基になったのが三谷忠照さんがやっていた電子新聞のアイデア。報道機関の某社と話を進めていたんだけど、結局実現しなかったらしい。だめだと思うよ、そことだと。
今回のLayered Readingはそんなことがないように、しっかりと組む相手を考えて進んでもらいたい。
アイデア100円、実現1億円。アイデアは実現してナンボだから。
がんばれ!応援しています。
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