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米Googleの公式ブログは、プログラミング知識のない人でもAndroidケータイ向けのアプリを簡単に作ることのできるツールApp Inventorのリリースを発表した。特設ページで応募した人から順に利用できるようになるという。
授業の一環としてGoogleが全米の学校に実験的に提供していたアプリ作成ツールを一般にも公開することにしたもの。どれだけ簡単にAndroid向けアプリを開発できるのかは、下のビデオを見てもらうのが分かりやすい。文字通り、パズルのピースを組み合わせる感覚でアプリを簡単に開発できるようだ。
いずれこのようなツールが登場するだろうと思っていた。ブログが多くの人をライターに、デジカメが多くの人をカメラマンに変えたように、プログラムを簡単にするようなツールが一般ユーザーをプログラマーに変える時代がくるのではないかと考えていた。
先日紹介したAPPLIYAがまさにそのようなツールなんだが、Googleとかがいずれ同様のツールを無償で提供するようになるのではないかと思っていた。モバイルアプリの数ではAppleのAppStoreとGoogleのAndroid Marketの間にまだ大きな差があるが、このApp InventorのおかげでAndroid Market向けのアプリが急増する可能性がある。
もちろん数が増えればいいというわけではない。つまらないアプリが増えても仕方がないかもしれない。でもわれわれがここ数年間で学んだインターネットの真実の1つは、量はいずれ質に転化するということだったんではないだろうか。そういう意味でこのツールは、ブログに匹敵するような大きな可能性を持っているような気がする。もちろん実際に使ってみて、どの程度のことができるのか分からなければ、はっきりしたことは言えないけれど。