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2011年11月30日、mixiとTwitter Japanは共同で記者会見を開き、両社のサービス・ビジネス連携について発表した。
提携の内容は以下のとおり
新サービス・ビジネスの共同開発
・mixiXmas 2011にてサービス・ビジネス連携
・年末年始など季節イベントで連携
・緊急時・災害時に役立つサービスも提供予定
・共同広告商品の開発
既存サービス
・つぶやき機能やmixiページにて相互連携
・Twitterで相互フォローしている人に友人申請が可能(予定)
・日記のTwitterフォロワーへの共有(予定)
まず、mixi Xmas 2011においてTwitterの広告商品「プロモトレンド」での連携が行われる。プロモトレンドとは、「トレンド」と呼ばれるTwitter上の話題のキーワードの一番上に表示される広告。ここにmixiアプリからのハッシュタグが表示される。12月2日と18日、「ベルを鳴らそう」というmixi Xmas 2011のキーワードが、プロモトレンド上に表示される。mixi・ビジネス推進2部部長の新田剛史氏によると、この仕組みでのプロモーションなどマーケティングへの活用を見込んでいる。
その他、個々の実装のロードマップについては年明け以降とのこと。
今回の提携のきっかけについてmixiの笠原健治代表は、「Twitter Japanの近藤さんと何回かお話する中で、震災時にもっとお互いのサービスが密に繋がっていれば、もっとユーザーに価値を提供出来たのではないか」という点から意気投合したことを明かした。
可能性が低いことは分かっていたんだけど、いかにも大きなニュースが出てきそうな前評判だったので「ひょっとすると資本提携?」とまで思ってたんだけどな。さすがにそれはなかった。
ではじゃあ今回の会見の意味は、となると、一見競合すると見られているミクシィとTwitterが連携強化したというところにあるのだろう。でも僕自身は、ソーシャルメディアはいずれ連携を深めていくものだと考えているのでそれほど驚きではなかった。最後にはmixiとFacebookでさえ連携していくと考えているくらいだから。
なぜ連携していくのが運命と思っているかといえば、ソーシャルメディアは電話と同様のコミュニケーションのインフラだから。NTT東日本とNTT西日本が連携してなかったら困る。それと同じことで、ユーザーの利便性を追求していきますって言うのなら当然連携してしかるべき。それか一方がもう一方を飲み込む形しかない。
当然の方向性なのに、なぜわざわざ会見を開いたのかというと、当事者同士で「やはり連携するしかないよね、ユーザーの利便性を考えれば」と気持ちの整理がついたからなんだろうと思う。それと、連携することでソーシャル広告のリーチが拡大し価値が増すということを広告主企業にアピールしたかったからなのかもしれない。
いずれにせよ、Twitter検索でユーザーの反応を見れば「あれっ、これだけ」というニュアンスのものが多かった。まあこれだけだと思う。
でも広告主企業にとってのソーシャル広告の価値は確かに上がる。ソーシャル広告ってもっと広がればいいと思っているので、いい動きだと思う。ちなみにソーシャル広告の定義はこちら。