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株式会社REAL SAMURAIは、スマートフォン向けデコメール「REAL+」をAndroid端末向けにリリースした。REAL+は、「カカオトーク」や「Line」などといったメッセージングアプリに絵文字アニメを追加したようなサービス。日本のギャル文化はアジアで大人気だけに今後アジアでの普及が期待されるが、このアプリ、ただかわいいだけのアプリではない。その後ろには、高度なHTML5技術が隠されている。
日本のフィーチャーフォン(ガラケー)文化がアジアで通用するのは、写真をデコれるアプリ、SnappeeeやDECOPICの急速な普及で実証済み。(関連記事:DECOPICが1月弱で100万ダウンロード達成【湯川】)スマホ版デコメであるREAL+がアジアでそれなりに人気を呼ぶのは、ほぼ間違いないだろう。
ただ絵文字アニメを追加しただけのサービスならすぐに真似されてしまうだけのこと。REAL SAMURAIの京保雄一社長によると、REAL+には簡単に真似のできない技術が使われているのだという。
REAL+の絵文字アプリはそれ単体でもかわいいのだが、同じ画面上に2つ以上の絵文字アプリが存在すると絵文字アプリが特別なアクションを起こす仕掛けになっている。例えば、自分のメッセージにハートマークの絵文字を記入し、相手が返信メッセージに弓矢の絵文字を記入してくれば、矢が弓から放たれてハートを射ぬくアクションが発生するようになっている。異なる絵文字の組み合わせで、異なるアクションが発生する意外性が楽しい仕掛けだ。
こうした絵文字アニメやアクションの仕組みはFLASHで開発したものをHTML5にコンバージョンしている。このコンバージョンの技術がREAL SAMURAIの得意とするところで、大手モバイル関連企業にこの技術を提供しているほど。最初からHTML5で開発した絵文字アニメに比べ、FLASHをコンバージョンしたHTML5の絵文字アニメは動作が非常にスムーズなのだという。
まずはAndroidマーケット、AU ONEマーケットでリリースでリリース。iPhone版は来年3月リリースをめどに開発を進めているという。
これは期待。ある程度の普及は間違いないだろうから、どの程度の速度で普及するのか楽しみ。
旬なサービスを米国向けにリリースするのもいいけれど、どこにブルーオーシャンがあるのか考えて動くことも大事だと思う。