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まもなく（2017年6月26日）上場を迎えるアドテク企業「Fringe81」は2017年6月14日、新規事業として”ピアボーナス”＝従業員同士の評価・褒賞制度をサービス化した「Unipos(ユニポス)」を発表しました。2017年6月29日からサービスを開始する予定です。
優秀な社員をつなぎとめる新しい成果給
人材採用は新卒のみならず中途においても売り手市場といわれており、優秀な人材の流出を抑えるためにも組織内でのモチベーション維持や個々の能力発揮などが不可欠という状況になっています。
既存の人事評価制度だけでは、急速に変容する職場の課題に対応することができません。そこでFringe81は、今の時代にフィットした成果給として、社員同士が賞賛の言葉と同時に成果給を送ることで、個人の力と組織へのエンゲージメントを高めようと「Unipos」が生まれました。
もともとはFringe81社内で原型となる制度が運営されていましたが、それをSaaSとして仕組み化したのが「Unipos」というわけです。
社員同士の褒賞を文化に
Uniposの最大のポイントは、ピアボーナスの概念を拡張し、従業員に少額の成果給の一部を送り合う権限を委譲しているところです。チャットでメッセージを送るような感覚で、従業員同士が成果給と感謝の言葉をリアルタイムに送りあうことができます。
マネジメント層向けには管理者用ダッシュボードが用意されており、組織運営や人材育成に役立てることができます。
特徴
・成果給はポイントで送付（1ポイントをいくらの成果給と設定するかは各社で自由に決めて運用可能）
・スマホやチャットツールから簡単に送ることができる（Slack連携対応）
・送ったポイントや賞賛のコメントはすべてタイムラインで共有
・会社の行動指針をハッシュタグの形で紐付ける
・ある人への賞賛に賛同するときは、拍手をつけることで便乗できる
【関連URL】
・Fringe81
http://www.fringe81.com
・従業員が成果給を送り合うピアボーナスをサービス化 「Unipos」を6月29日から提供開始
http://www.fringe81.com/pressrelease/pressrelease20170614.html
360度評価を筆頭にさまざまな人事評価制度がありますが、HR領域がかなり遅れている日本において特にモチベーション維持の面で大きな課題があるように感じてなりません。一方で、FacebookやSlack、ChatWorkといったコミュニケーションツールの導入により、日々変容する行動の質を社員同士が評価し称えあうなどの文化は着実に浸透しています。その流れからするとこのサービスは実に時代の流れを前向きにとらえた画期的なサービスだといえるのではないでしょうか。話は変わりますが、サービスリリース（6/29）を記念し、7月11日に経営者向けトークイベント「変化する時代に対応する強い組織づくりとピアボーナス」を開催するそうです。
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