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NHN Japanは、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」において、新たに「LINEクーポン」の提供を開始したと発表した。
発表によるとLINEクーポンは、LINEのアプリ上からレストランや居酒屋などのクーポン情報を検索・参照し、LINEで繋がっている友人に共有することができるサービス。第一弾として株式会社リクルートのグルメ・クーポン情報サイト「ホットペッパー グルメ」と連携し、全国の飲食店・クーポン情報を提供する。
ユーザーは、フリーワード・ジャンル・エリア・現在地の位置情報から飲食店・クーポン情報を検索することができ、検索したクーポン情報を店舗にて提示することで、サービスや割引を受けることが可能になる。また、お気に入りの飲食店を最大100件、クーポン情報を最大30件まで登録できる「お気に入り」機能も搭載している。
LINEでは、今後飲食店に限らず、LINEクーポン上で様々なクーポン情報を提供していくことにより、サービスの利便性向上を図っていくとしている。
LINEの戦略発表会で、クーポンに関する発表も既にあったので、特に大きなニュースでもないけれど、1つのエポックメイキングな事柄として記録しておきたいと思って記事にした。記事の内容は、発表文をほとんどそのままコピペ。
大事なのは、リアル・ソーシャルグラフ(本当に仲のいい友人関係)がケータイクーポンというO2O(オンライン・ツー・オフライン)の送客の仕組みにどの程度影響を与えるのか、ということ。本当に仲のいい友人からのオススメこそが消費者の購買意欲を高めると一部で言われたりしているんだけど、本当にそうなのかどうか。
あと2,3ヶ月もすればNHNジャパンがLINEクーポンの結果を公表してくれると思うんだけど、LINEクーポンに効果あり、ということが明らかになれば、いろんな販売促進の動きがLINE上に乗ってくるようになると思う。だってLINEは急成長を続けていて、サービス開始後わずか1年ちょっとで2300万人以上に普及している。このペースを続ければ来年くらいには日本人の半分ぐらいがLINEでつながるようになるかもしれない。これまでのソーシャルメディアって一部の新しいモノ好きな層にしか普及しなかったけど、人口の半分となるとより一般消費者にまで普及することになる。これまでのソーシャルメディアとは比べ物にならない影響力を持つようになるかもしれない。そうなれば世の中の広告・宣伝費なんかのお金の動き方が大きく変わるかもしれないよ。そういう意味で要注目の出来事だと思う。
もし効果が実証され、しかも本当に日本人の半分くらいがLINEでつながっているというような状態になれば、ソーシャルメディアがマスメディアを凌駕するソーシャルメディア全盛期が一気に押し寄せるかもしれない。
もちろんソーシャルメディア全盛期なんてこないかもしれないんだけど(笑)、あと半年くらいは注意して推移を見守る必要があることだけは間違いないと思う。
あと、別件だけど、中国TencentのWeChatが知らない間に日本語化されていた。WeChatの関連記事はこちら。(関連記事:LINE世界展開の前に立ちはだかる中国WeChatの実態【湯川】)