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去る2月26日に開催された東京Camp Vol.2から、有限会社ミームデザインの「meme memo(ミームメモ)」を紹介する。
個人的な話で恐縮だが、筆者はメモ用WebサービスとしてEvernote、ToDo管理WebサービスとしてRememberTheMilkを使っている。そしてスケジュール管理Webサービスはあちこちに手を出している状況である。
そんな中で思っていたのは、「メモ、ToDo、スケジュール管理を統合的に扱えるWebサービスがあったら便利だろうな」ということである。EvernoteもRememberTheMilkもそれぞれに便利なのだけど、各々が独立しているのは少々使いにくいと思うことがある。メモの内容がToDoに変化したり、ToDoとスケジュールを付き合わせて見たり、といったことは結構頻繁にあるからだ。あるいは、Twitterのタイムラインを見ながら、特定のツイートをワンクリックでEvernoteにメモ出来たら便利だろうな、とも考えていた。
かねてからその様に思っていたので、この「meme memo」を見た時は、まさに「これだ!」という感覚。あたかも私の希望を取り入れて開発したかのような機能の数々に、大げさではなく感動を覚えた。
「meme memo」のメイン画面は付箋を貼付けるクリップボードの体裁で、明るく楽しいGUIである。「meme memo」では「カード」という単位で情報が扱われる。「カード」の種類は、テキスト、ToDo、アドレス、予定、ツイッター、イメージ、ビデオ、RSSなどなど合計13種類。このカードの豊富さで、機能の豊富さとその統合性も想像出来るのではないだろうか。
カードはフォルダーに保存されるが、用途などによってフォルダーを分け、フォルダー毎に公開・非公開の設定が可能である。
とにかく、ありとあらゆる情報を蓄積して、それらを「串刺し」で見ることが出来るのが「meme memo」。もちろん、必要に応じて情報共有も可能。携帯電話でのアクセスも可能である。一人で使うと究極の万能手帳ツール、グループで使うと生産性向上のためのグループウェア、という二つの側面も持っている。
そして、この便利なサービスが無料で利用出来るのだ。筆者は早速登録して使い始めた。無料と聞くと、どうやって収益を上げるのかが気になる所だが、第一段階としては、とにかく多くの方に「meme memo」使ってもらい、次の段階で、企業ユーザー向けには有償でセキュリティを強化したバージョンを提供することを考えている、とのこと。
「meme memo」は現在も進化を続けているWebサービス。実際に使ってみて、カードの種類を増やして欲しいとか、こいうった機能があれば、という要望があったら、それを直接伝えてみてはどうだろう?
最後に蛇足ではあるが、「meme memo」のWebサイトにある犬と冷蔵庫が映っている画像に「AMIGA」の文字があったのは、妙に納得してしまった筆者である。
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