フィードフォースの塚田耕司さんに同社の事業内容を聞いた。
アーカイブ2007
クックパッドの佐野陽光さんに今後の夢を語ってもらった。佐野さんの言うように、僕もネットサービスとハードウェアの連携に大きなビジネスチャンスがあるように思う。やはり一番強いのは消費者に一番近い企業。大変かもしれないが、大きな可能性もある。
- 料理を楽しくするためにできることは、まだ山のようにある。やりたいことの1%もまだできていない状態
- 買い物シーンをもっと楽しく。スーパーでスキップできるように
- ウェブにこだわらない。ネットというテクノロジーは強みとして活かすが。
- トマトにケータイを向けるだけで、レシピが。
- 店頭にモニターを置き、みんながおいしいと思うレシピを表示
- 強みは、場作り
- クックパッド・インサイド。クックパッドの入っている冷蔵庫とか。
- 世の中が大きく変わろうとしているタイミングで、多様性を活かしたままボトムアップで社会をいい方向に変えたい
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クックパッドの広告事業部長の森下満成さんに、食材メーカーや流通業者との協業の話を聞いた。
- クックパッドは食卓に大きな影響力を持つ。ユーザー9割以上が食材の意思決定に関しクックパッドの影響を受けている
- 流通業者は店頭でクックパッドのレシピを使って販促
- ミツカンは酢の需要の底上げに成功。オンラインの料理教室を開き、お酢マスターを育成し、レシピを投稿してもらうというイベントを開催し、酢の売り上げが2割増
- 料理研究家の料理は「自分には無理」。自分と同じ主婦が作ったレシピだから共感。投稿するユーザーは、「これおいしい」という評価コメントがうれしい。口コミで広がる
- コンビニの惣菜にも、クックパッドのレシピ
- メーカーとの協業が増えてきている。
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「これからのメディア企業はどうすればいいんでしょう」という質問を受けることがよくある。
僕の答えは決まっている。
「地方紙はネット上でも地方紙である必要はない。若く優秀な技術者を一人雇用するだけでいいんです。裁量権を与えてメディア企業ならではの新しいネットサービスを開発させればいいんです」。
そんな理想的な技術者に会った。IBC岩手放送の上路健介氏だ。
岩手放送には以前から注目していた。まだツールバーが珍しかったころに、岩手のテレビ局がツールバーを開発していた。衝撃的だった。
僕もブログやポッドキャストなど新しいツールに次々と挑戦しているのだが、岩手放送のポッドキャストの開始は、この「IT潮流」よりも早かった。
「岩手放送に猛者がいる」。ずっと気になっていた。
その猛者が、上京を機に会いにきてくれた。
初めて会う人間同士がこれほど話が合うことがあるものかと思うほど、意気統合した。ネット時代におけるマスメディア企業の可能性から新しいサービスが普及する条件まで、考えていることはほとんど同じだった。
違いは僕のアイデアは机上の空論として社内でほとんど相手にされないのに対し、上路氏のアイデアは同氏自らがコードを書き実際に形になることで、実際に業界を変えようとしていることだ。
コードはペンよりも強し。
上路氏はマスメディア企業の強みを生かしたネットサービスを次々と考え出している。
意気統合した結果、上路氏が講演するINTEROPのIMCのカンファレンスのパネル討論会に急きょ参加することになった。これこそマスメディア企業の進むべき道、というものを二人で熱く語り合いたいと思う。
“放送+ネット”本当の連携はこれから始まる
6月15日 13:15~14:45
結構人気みたいだから、興味のある方は早めに申し込んだほうがいいかも。
次に生まれ変わったら記者じゃなくプログラマーになろうっと。
日本最大の料理サイトクックパッドの佐野陽光さんに、サイト自体の話を聞いた。サービス開始が1998年。これまでにITバブルの崩壊など、いろいろあったようだ。ようやく累積損失がなくなったのが昨年前期という。ネット業界は浮き沈みが激しく新しい企業が出ては消えていくが、昔聞いたことのある企業が最近またまた名前をよく聞くようになった。やはりブロードバンドが普及しネット常時接続の利用が広がったおかげで、多くのネット企業がここにきて羽ばたき始めたということだろうか。
- 月間ユニークユーザー250万人
- レシピ数22万品目。ひょうっとすると世界一。
- 月間ページビューは1.5億。
- 主婦の集まるサイト、女性系サイトとしてもNo.1。
- 食の多様性を重視し、ランキングをあまり多用しない。
- お気に入りのレシピ作者数人をマークし、その新作を試す、というのが上手な使い方
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ポッドキャストの更新ができていません。ちょっとバタバタしてまして、ゴメンナサイ。2、3日前にCOOKPADを取材してきましたので、来週初めにもアップできると思います。
さて久しく会っていない友人から、メールがきました。彼とはシリコンバレーで知り合いました。10年来の友人です。バリバリのエンジニアだったんですが、脱サラして長野でブドウ農家を始めたんです。スゴイっ!
自分にはできないことかもしれないけど、なんかうらやましい。カッコいい。彼のブログを読む限り、生き生きしているのが伝わってくる。ガンバレ、新米農家!中川くん、応援してます!
収穫期の前に一度遊びにいきたいと思っています。
かれのホームページはこちら。
季節外れの休暇をもらっていました。更新止まってスミマセン。さて新書を出したというお知らせをしていませんでした。いろいろなところで書評を書いてもらっているのに、自分のブログでは一言も触れていないのはおかしいかなと思い、新書の紹介のエントリーを・・・。
「爆発するソーシャルメディア セカンドライフからモバゲータウンまでグーグルを超えるウェブの新潮流」という長いタイトルです。明らかにSEOを意識したタイトルになってます(笑)。
内容についてはいろいろご意見があるとは思いますが、著者としては結構いい本ができたと喜んでいます。自分の思いのたけを一冊に詰め込みました。
一番主張したいところは、「表現欲求というのは人間の基本的な欲求であり、日本人だろうとアメリカ人であろうと、この欲求には変わりはない」というところです。だから表現のツールが次々と登場、改良される中で、人々のクリエイティビティは爆発するようになる、と考えています。
今はウェブを図書館のように利用する時代です。だからgoogleがチカラを持つ。でも図書館としての利用よりも、集いの場所、表現の場所としての利用の仕方が今後はメインになるだろうと思うわけです。だからソーシャルメディアはグーグルを超える、としました。
同じタイトルでセミナーも計画しています(開催日が7月10日に変更になりました)。
また書籍とセミナーのプロモーションのためのサイトも立ち上げました(まだα版、プレオープンの状態です)。
16日の「IT潮流1周年・出版記念イベント」は大盛会でした。裏方に徹してくださったニフティ、翔泳社のみなさん、本当にありがとうございました。
わたし自身、珍しく緊張しましたが、多くの人と話せて非常に楽しい一時を過せました。できれば全員とお話したかったです!
みなさん、本当にありがとうございました!!
株式会社プラットイーズの執行役員でITコラムニストしても活躍中の江口靖二さんに、米国のテレビ業界の新しい動きについてお話をうかがった。
- CES 世界最大の家電見本市
- デジタル家電とかパソコン、ケータイ、カーステレオが盛り上がっている
- 今回の見どころ
- 大画面競争も一段落
- ブルーレイ HDDV
- ネット的な展示で目立つものはなかった
- 日本では信じられないような発表
- ロケーションフリー 離れた場所でもテレビが見れますというサービス
- 日本のテレビを出張先で見る。ケータイで見るというイメージ
- スリングメディアという会社が今回画期的な発表をした。
- クリップ・アンド・スリングというサービスとスリングボックスという端末
- 絶えず5分間くらいの映像が自分のパソコンにバッファされている。
- 気に入った場面があると、そこでここが気に入ったというところで「クリップ」というボタンを押す。そうするとその情報というかそのファイルがスリング社が提供するYouTubeのような動画共有サイトにアップロードされる。
- アップロード先というのが非常にYouTube的なもので、テレビ局が放送している番組をテレビ局が自ら認めた形で公の場所にアップロードされて、それをだれでも見ることができるようになっている。
- SNS的機能もついている。そういう情報をお互いやりとりしたり、コメントをつけたり、タグやURLを交換したりできる。
- テレビ局自らYouTube的な動画の共有SNSを利用しようということ。
- 動画共有に反対の理由
- 表向きの理由は、いちおう権利者に対する著作権の問題がある、ということ。それが一番の理由で、それは確かにそう。そういう部分はある。
- あとは、自分たちがコントロールできない領域で、勝手に自分たちの作品、商品をやりとりされることに不快感を持っている
- ベースにあるのは感情的なところが大きい
- 現時点では著作権の話を横に置いておけば、だれも損する人はいない。
- 今回一番大事なのは、スリングという会社が自分で発表したということではなく、CBSというテレビ局自らが参入するということ。 多分日本とはまったく状況が違う。
- 自社、自局の番組を共有してくれて、コミュニケーションがそこで生まれたほうが、めぐりめぐって自分の番組の元の視聴や話題が高まるというのが、彼らの考え方
- 日本ではテレビ局と動画共有サイトの関係は良好ではない。このまま行くと 日本だけが取り残される可能性がある。インターネットは1個なので、(日本の)テレビ局が予想しない形で、(動画共有サイト)が普及してしまうということはありえるかも
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