実験的に記者会見をustreamで視聴しながら、live bloggingに挑戦しました。この会見を受けての記事は別に執筆します。
アーカイブ2010
米NetworkWorldは、オープンソースOS「リナックス」の生みの親であるライナス・トーバルズ氏が米国籍を取得したと報じた。
同氏はフィンランド出身。10年以上米国に居住しており、3人の娘のうち2人は米国生まれのため米国籍を持っている。
今回の米国籍取得は、リナックス関連のメーリングリストの中で同氏自身が明らかにしたという。
米Appleのスティーブ・ジョブズ氏が関西国際空港で手裏剣を機内に持ち込もうとしたとSPA!が報じた件に関し、米Wall Street Journalのブログ、Digital Dailyは「純粋なフィクション」とするApple広報のコメントを紹介している。
一連の報道によると、ジョブズ氏は7月に京都観光を目的とし家族とともにプライベートジェットで来日したが、帰りの同空港での手荷物検査の際に忍者の手裏剣が機内持ち込み荷物の中に入っていたため、手裏剣の廃棄を命じられたという。同氏はその際に「自分のプライベートジェットをハイジャックする人間がどこにいる。二度と日本に来るか!」と激怒したという。
Wall Street Journalによると、Apple広報は次のようにコメントしたという。
Steve did visit Japan this summer for a vacation in Kyoto, but the incidents described at the airport are pure fiction. Steve had a great time and hopes to visit Japan again soon
スティーブは確かにこの夏、京都での休暇の目的で日本を訪れたが、空港での事件というのは純粋にフィクションである。スティーブは日本でのひとときを満喫したし、また日本に行きたいと考えている。
米engadgetは、GoogleTVが10月17日に発売になる可能性があると報じた。
GoogleTVを取り扱う予定の電化製品量販店チェーン大手の米BestBuyの内部資料を入手したとしており、そこにはGoogleTVの発売が10月3日から17日に延期になったと記されているという。
[もっと読む…] about 「GoogleTV、米で10/17発売」米engadget=日本ではいつになるやら【湯川】
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日本語表示に対応した第三世代のキンドルを手にして数日。英英辞書や読み上げ機能、mp3再生などを駆使し、最強の英語学習端末として満喫している。iPhoneや携帯のディスプレイと違い目が疲れず、あと印刷されたような質感に何とも言えないような贅沢さを感じることができるのだ。
キンドルに搭載されている表示デバイスは米イーインク社の「電子ペーパー」だが、それが目を奪うような美しい表現をしてくれるのだ。特に絵の表現に適しているようで、キンドルの待受けに表示される多数の絵画に毎度感嘆のため息が漏れるほどだ。
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情報メディアとしての紙には大きく2つの用途があると思う。一つは「残したいものを記録する媒体」、もう一つは「メモ/はしり書き」だ。メモは用が済んだらゴミ箱行き。しかし、情報はその中でくしゃくしゃに丸まって残り続ける。消去したいメモは、サスペンス映画のごとく暖炉や灰皿で焼却するしかなかった。今までは。
キングジムは10月15日から、米Improv Electronicsの電子ガジェット「ブギーボード(Boogie Board)」の輸入販売を開始する。これは液晶ディスプレイを使ったメモ用デバイスで、付属のペンなど突起物を使って情報を記録できるというもの。最大の特徴は画面上部に付けられたボタンにタッチすると書いた内容が消去されるという点。Undo/復帰はできない。単独で動作する製品で、PCとケーブルでつないで情報を保存することもできないという割切った製品だ。希望小売価格は税込で4,980円。
ZDNetに、iPhone向けFlashアプリ変換ツールを開発再開したアドビ–アップルとの雪解けは進むかという記事が掲載されている。
AppleがAppStoreのアプリ審査基準を改訂しAdobeのFlashアプリ変換ツールを使って開発したアプリの登録に道を開いたことを受け、Adobeが同ツール「Packager for iPhone」の開発を再開したというニュースだ。
記事自体は、課題は多いもののFlashにとってはいいニュースだというような結論になっており、記事の見出しにあるような「雪解け」が進むかどうかという点については言及していない。
そこで僕が代わりに言及させてもらおう。
「雪解け」は絶対にない。
ロイター通信は、今年のクリスマス商戦にAppleとGoogleが音楽配信事業で衝突すると報じている。
それによると、GoogleはAppleのiTunesに対抗するような音楽配信ストア、購買した楽曲のストレージサービスをクリスマス商戦前に開始すべくレコード会社と交渉を続けているという。
まだ契約を結ぶまでにはいっていないようだが、あるレコード会社の幹部は次のように語ったという。
“Finally here’s an entity with the reach, resources and wherewithal to take on iTunes as a formidable competitor by tying it into search and Android mobile platform,” “What you’ll have is a very powerful player in the market that’s good for the music business.”
ようやくiTunesに対抗できるようなリーチ、リソースをもったところが出てきてくれた。検索やAndroidといったプラットフォームに音楽ビジネスを絡めることも可能だし。音楽業界にとっていいことだと思う。
Appleによる1社支配の現状を打破してくれるのではないか、と音楽業界は期待しているようだ。
[もっと読む…] about 音楽配信2強時代を歓迎するレコード会社=メディアの未来はGoogle、Appleの手に【湯川】
米マイクロソフトに長年勤め、同社のロボティクスグループの責任者だったTandy Trower氏が退社し、ロボットのベンチャー企業を設立していたことを今年4月に発見しブログに書いたが 、そのベンチャー企業「Hoaloha Robotics 」が13日、正式に発表された。「Hoaloha」とはハワイ語で「caring companion(思いやりのある仲間)」という意味で、新会社は「高齢者の生活支援ロボットの技術革新を促進するソフトウエアとサービスの開発に取り組んでいる」。
新ベンチャーの具体的な商品、事業モデルは依然、不透明だが、Hoalohaのサイトによると、
Beginning with features and functions already commonly included in today’s personal computers and adding autonomous mobility and a few additional components with innovative applications and a human-centric interface design, the Hoaloha design will not only take existing PC experiences directly to the user –wherever they are – , but also open up new ways for individuals to stay connected, informed, and entertained while improving safety and access to remote services.
The Hoaloha application framework will also provide integration of discrete technological solutions like biometric devices, remote doctor visits, monitoring and emergency call services, medication dispensers, on-line services, and the increasing number of other products and applications already emerging for the assistive care market. In addition, because the design is also based on wireless PC technology, the Hoaloha solution will provide a bridge to the existing digital and Web-enabled world.
Finally, at the heart of the Hoaloha design is its ”human-centric” user interface. Designed to leverage and integrate natural interface modalities like speech, vision, and touch technologies, its interface is designed to be socially interactive and easy to use.
要約すれば、「今日のパソコンの機能に自律移動機能と革新的なアプリケーションを実現するコンポーネント、そして人間主体のインタフェース・デザインを組み合わせることで、Hoalohaのデザインは、個人が他者とつながり、情報を入手し、楽しみながら、安全に遠隔サービスへのアクセスを可能にする」
「Hoalohaのアプリケーション・フレームワークはまた、バイオメトリック・デバイス、遠隔医療サービス、モニタリング、緊急呼び出しサービス、薬剤管理といった従来は別個のソリューションを統合できるようにする。さらに、Hoalohaのデザインは無線パソコン技術を土台とするため、既存のインターネットの世界との橋渡し役を果たす」
「Hoalohaデザインの中心には“人間主体”のユーザーインタフェースがある。音声や視覚、触覚といった自然のインタフェース様式を統合できるようにすることで、インタラクティブで使い勝手の良いものを実現する」
今日のSeattle Timesの記事によると、新会社の社員はまだTrower氏一人で、 あとはインターンとワシントン大学の教授と共同研究を行っている。ハードウエアの会社と協力しながら、これから3-5年後に5,000-10,000ドルの価格で売れるような製品の開発をするのがゴールという。
この記事の中でTrower氏は、同氏が心に描いているロボットは今のパソコンからそんなに大きな飛躍はなく、「really like a PC on wheels(車輪に乗っかったパソコンみたいなもの)」だと語っている。プラットホームを作ること自体は難しくないが、どんなアプリケーションをパッケージングし、ユーザーインタフェースをどうするかが課題だとし、マイクロソフトを退社前に、こうしたアイデアを幹部に提案したが、受け入れてもらえなかったとも明かしている。
Hoaloha社は同日、フランスのロボット関連企業であるRobosoftと高齢者支援ロボットの開発で提携することも発表した。Robosoftといえばマイクロソフトとも関係が深く、介助ロボットの「Kompaï」を開発した会社だ。
私の感想。とっても「PC-centric」な考え方で開発が進んでいるようだが、それでどこまで「売れるロボット」が実現できるのか、非常に興味深い。「車輪に乗っかったパソコン」のままでは売れないと思うが、真に有用なロボットを開発する過程で、これまで培われてきたパソコン技術を最大限に活用するに越したことはないので。高齢者支援ロボットの開発に取り組む動きは日本の外でも急速に進みつつあり、目が離せない。
株式会社ディー・エヌ・エーは、連結子会社の米DeNA Globalが米有力ソーシャルゲームメーカーのGameview Studiosを買収したと発表した。
発表文によると、GameviewはiPhone向けにTap FishやTap Birds、Tap Ranchなどのゲームを開発して人気を集めているソーシャルゲームのメーカー。DeNAの連結子会社ミニネーションが運営するコミュニティープラットフォーム「MiniNation」に、Gameviewのヒットゲームを搭載し、Gameviewのゲーム利用者のMiniNationへの誘導を図るという。同社では「今回の取り組みにより、モバゲータウンと同様の『圧倒的な品揃えのゲームとアクティビティの高いコミュニティ』という成功の方程式が、スマートフォンにおいても実現されます」としている。