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米Amazon.comが読書アプリKindleのウェブアプリ版「kindle cloud reader」をiPad向けなどにリリースした。AppleのAppStoreの「売り上げの3割をAppStore利用料としてAppleに納める」「ECサイトへのリンク禁止」などのルールを回避するのが目的とみられる。ダウンロード型アプリとほぼ同等の機能を持たせることができるウェブ表記言語HTML5のおかげで、まずはブランド力のあるコンテンツホルダーやネット企業らのAppStore牽制の動きが始まったようだ。

iPhoneやiPad向けアプリは、AppleのAppStoreを通じて販売、リリースしなければならず、Appleの定める上記のようなルールに従わなければならない。そこでHTML5を使ってウェブページにアプリと同等の機能を持たせようという動きが起こっている。アプリ同様の動きをすることからこうしたウェブページは「ウェブアプリ」と呼ばれるようになっており、これまでのアプリは「ダウンロード型アプリ」と呼ばれ、区別されるようになってきた。
ウェブアプリの使い勝手はどうなんだろう。


















ウェブがまたしてもパラダイムの転換期を迎えようとしている。パラダイムの転換期とは、これまで「常識」とされていた考え方が180度ひっくり返ることを意味する。そして今後、1,2年でひっくり返ることになるとわたしが考えるのは、ウェブ上のコンテンツはほとんどすべて「フリー」であり、コンテンツビジネスは「フリーミアム」が基本という「常識」だ。
