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長らくなりをひそめていたミクシィが動き出した。ナイキジャパンと共同で展開したキャンペーンの結果を発表。ナイキジャパンからは「私たちの想像を上回る素晴らしい結果を生み出すことができました」というコメントが出ている。
これまでイベントなどで取材する機会があっても同社広報から「関係のない話は聞かないでください」と釘をさされるし、同社の社員にこっそり話を聞こうとしても「ごめんなさい、今は話するなって言われているんです」という返事。かん口令がしかれているということは、大きな発表を控えている証拠。いつになれば話を聞かせてもらえるのかと聞くと夏まで、という。
大きな発表というのは言うまでもない。本当に仲のいいリアルな人間関係をオンラインに持ち込み、これまでにない情報伝播の形、新しいソーシャル広告を作る、というのがミクシィが社運を賭けて進めている事業。その形を完成させたときに大きく発表するつもりなのだ。
そのことに関して、これまでなんども記事にしてきた(関連記事:ソーシャル広告はミクシィが完成させFacebookが普及させる【湯川】 : TechWave)。ネット上の人間関係には、リアルに仲のいい人との関係(リアルソーシャルグラフ)と、ネット上だけで知り合っただけの、どこのだれだか分からない人との関係(バーチャルソーシャルグラフ)の2つがある。便宜上、この2つに区分しなければ、これから起ころうとしていることを理解できないー。1年近くもそう主張し続けてきたのだが、いよいよリアルソーシャルグラフの力をミクシィが開示し始めたわけだ。
関係者によると、今回の発表はまだ序の口。慣らし運転だという。友人経由のリーチやクリックの広告効果について懐疑的な声もあるが、「予想外(に高い)の結果」が出たようで、そうしたデータも今後明らかにしていくもよう。本格発表は、やはり夏以降ということらしい。
それでは今回の発表の内容を、広報文をほぼそのままコピペする形でお知らせしよう。