世界で最も注目を集めているといっても過言ではない起業家育成プログラム「Y Combinator」の公式プログラムが、遂に日本にやってきます。
[もっと読む…] about 世界最高のスタートアップ支援プログラム「Y Combinator」 が日本で初の公式イベントを開催
共に突き抜ける
世界で最も注目を集めているといっても過言ではない起業家育成プログラム「Y Combinator」の公式プログラムが、遂に日本にやってきます。
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企業創造におけるシード期(法人設立前はプロダクトのイメージが明確ではないフェーズ)のスタートアップへの投資および育成を専門に行うサムライインキュベート社は2018年7月19日、同社運営の最新ファンド「Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合」(以下「サムライ6号ファンド」)を組成したことを明らかにしました。
[もっと読む…] about サムライインキュベートが30億円目指し6号ファンドを組成、日本・イスラエル・アフリカ大陸のシード期を支援
RISE2018イベントレポート
今アジアで一番熱いテクノロジーカンファレンス、「RISE」が2018年7月9日~13日にかけて香港で開催されました。ウェブサミットグループのイベントで一番の成長率を誇っています。
スタートアップや企業のイノベーションをリードするエクゼクティブが集結するこのイベントは、日本からの参加も徐々に増えています。TechWaveでは昨年に引き続き特派員を派遣し、ここでしか読めない特別レポートをお届けします!
デジタルカルチャーの中にはPDFの話にも共通するような様々な慣習があります。
その一つが「ファイル転送サービス」の使い方。数ギガサイズのファイルを転送サービスを使う必要性があるのはわかるのですが、1MBを切るサイズのファイルをわざわざ転送サービスで送る理由がわかりません。しかも圧縮されたファイルをスマホで解凍できなかったり、かつ多くのファイル転送サービスは広告だらけだったり、セキュリティレベルが不十分だったり、重要ファイルを何日も保存しっぱなしだったり(削除の時間が曖昧だったり)するのにもかかわらず、なぜ使いたがるのでしょうか?
フランスのスタートアップ「Smash」も、日本ほどではないですがファイル転送サービスの問題に着目し、転送するファイルの安全性を高め、プライバシーを重視したサービス「Smash」を開発しました。現在は、PCのウェブブラウザに限定されていますが、上のスナップショットのようなページに複数のファイルをドラッグ・アンド・ドロップすることで安全にメールやSlackなどで転送することができるようになっています。
[もっと読む…] about Slack対応 容量無制限のファイル転送サービス「Smash」、1日単位で有効期限を決定できカスタマイズも可能
研究者らとともに解析技術の実用化を目指すサイジニアは2018年7月18日、ビジュアルAIレコメンデーションサービス「デクワス.VISION」を、三陽商会のファッション通販サイト「SANYO iStore(サンヨー・アイストア)」に向け本格提供を開始すると発表しました。
「サンヨー・アイストア」上で「デクワス.VISION」による商品レコメーション機能を使用した場合としない場合を比較したところ、レコメンデーション利用した商品の購買率は約3倍となったことを受け本格導入となったとのことです。
すでに23年近い歴史を持つウェブブラウザ「Internet Explorer」の今後について、マイクロソフト社が「Legacy Web から Modern Web への移行を十分に余裕をもった計画で検討を進める必要がある、ということを意識してもらえれば」という遠回しなブログ記事を公開しています。
最新のOS「Windows 10」では、モダンウェブに対応したブラウザ「Edge」を標準搭載するものの、レガシーブラウザでしか利用できない機能やコンテンツに対応した「Internet Explorer」も未だ提供し続けています。ソーシャルメディアなどでは「はっきりとInternet Explorerを廃止へ」という意見も散見されますが、公的機関などが未だにInternet Explorerを推奨するなどの状況を鑑み同情する声も聞かれます。
グローバルコスプレイヤープラットフォーム「AMPLE!」を展開するAMPLE社は2018年7月17日、オンライン投げ銭サービス「A! Tip」のオープンβ版をスタートしました。このサービスを使うことで、コスプレイヤーや衣装デザイナー、カメラマンといったクリエイターに、AMPLEが発行する仮想通貨/暗号通貨「A! Coin」(ACO)を使って投げ銭をすることができるというものです。
AMPLE!ではすでにオフラインイベントで投げ銭の実験を行っていますが、オンラインでも投げ銭できる仕組みが今回オープンβという形で公開されました。
[もっと読む…] about コスプレイヤーにトークンを投げ銭できる「A! Tip」のオープンβ版、 AMPLE! が本日スタート
ad:tech tokyo2018のアドバイザリーボードメンバーは総勢35名。業界のリーダーであるメンバーのみなさんからのデジタル広告、マーケティング業界への問題提起を事務局が連載形式でインタビューします(特集一覧はこちら)。
今回は株式会社サイバーエージェントアドテク本部&上級執行役員内藤貴仁氏が登場します。広告の分野でも画像解析や自然言語処理などAIに関するキーワードをよく耳にするようになった一方、業界で技術者や研究者はまだごく少数。その現状をお伺いしました。
—アドテクノロジー商品の開発・提供を行う部署を統括していらっしゃるなかで、広告会社や広告主企業からの要望を日々受け取っていらっしゃると思います。ここ最近の要望の内容の特徴などはありますか。
以前はCPIやCPAといった「web上でいくら購入されたか」の指標に向けての広告最適化が大きなテーマでしたが、ブランドリフトやリアル店舗への送客数を上げたいという要望が増えました。要望が増える前から先回りして開発してきた「ネットでの売れる・売れない」から脱却するための広告商品が売れるようになってきたという印象です。マーケティング予算がデジタルへ移行してきたので、広告主が増え、お金が使われる範囲が広がってきたのかもしれません。
—変化する要望の先回りするとなると開発チームの体制作りもなかなか大きなテーマになりそうですね。
今、自分の仕事としてはエンジニアとクリエイティブ、さらにはCGやAI関係の開発部分も束ねるようになってきました。広告の配信の精度が上がってきて、ユーザーの個別認識ができるようになってきても届けられる広告のクリエイティブが一緒だと意味がないですよね。ターゲティングができるようになればなるほどクリエイティブの重要度が上がるので、そこにまで手を出さざるを得ない状況と言いますか、領域の境目がなくなってきています。
—AIにまつわる技術は業界としてかなり注目を集めていますが、サイバーエージェントの皆さんのように広告会社、メディア会社としての事業を持つ企業の場合でも技術者というは増えてきているのでしょうか。
まず現在、広告事業専任の技術者及び研究者が約350名います。
ただ、これは広告業界全体としてですが、なかなか課題があります。広告会社が就職先としてエンジニア、技術者に認知されていないんですよ。AIだと自然言語処理とか画像解析とか色々な技術分野があります。その研究者たちにしてみたら、AIの勉強をした人が行くところではないというイメージなので、土壌をいちから作らなければいけないですね。海外のテクノロジー企業も含めた人材市場の報酬合戦には日本企業は20年分くらい遅れをとってしまっているし、1人優秀な人が入ってきたとしても仲間がいなければ居づらいとか、職場環境の整備もやっていかなければいけない。googleやAmazonといったエンジニアリングに投資をするテクノロジー企業が全く新しい発想で広告モデルを作っていっているので、そこと戦えるようにしたいですね。4年ほど前からチームに徐々にAIの研究者が加わってきてくれて、ようやく私たちも体制ができてきたかなという段階です。
—そのチームの皆さんで取り組んでみたい個人的な展望などは。
消費財ブランドが商品を実店舗に並べてもらうためのいわゆる「棚どり」を目的としたTV戦略ってありますよね。デジタルも「〇〇地域の店舗に△人の送客をします」という技術はできているんです。1週間で100万人、なんていう数値もやろうと思えばできる、でも短期勝負での規模をみた時にデジタルとTVはどっちの方が優れているんだっけ?と言われるとまだ負けてしまう。結局まだ精密なターゲティングや計測といった技術が、規模の経済に勝てないので、規模を広げて行くための開発を推し進めていきたいです。また、研究者的な視座も含めた開発側の展望もどんどん取り入れて、例えば来店型成果報酬広告のようなプロダクトをつくっていきたいと思ってます。
—ad:tech tokyoの場でも今年はAI関係の話題が増えそうです。
研究開発レベルの話はもっと知りたいです。海外の学会などでは企業の研究チームの参加も多いですよ。私たちも海外の学会に研究が採択されるようになってきましたが、アドテックの”テック”部分はもっと語られてもいいなあと。事例の紹介もいいのですが、今日の戦いだけを共有している間に広告業界がテクノロジー業界に置いていかれちゃうので。
(聞き手:事務局 堀)
<プロフィール>
内藤 貴仁
株式会社サイバーエージェント
アドテク本部 & 上級執行役員
1977年生まれ。2001年株式会社サイバーエージェント入社。
2010年に広告事業の統括本部長を経て、同年、取締役就任。
現在はアドテクノロジー商品の開発・提供を担うアドテク事業と
オペレーション事業を統括。2016年に上級執行役員に就任。
ad:tech tokyo 2018の詳細はこちらから
イベント概要
開催時期: 2018年10月4日(木)、5日(金)
開催場所: 東京国際フォーラム 東京都千代田区丸の内3丁目5−1
公式サイト:http://www.adtech-tokyo.com/ja/