立て替えを進めていた渋谷公会堂の新名称が本日(2019年5月14日)、「LINE CUBE SHIBUYA」となることが明らかになりました。名称の使用は2019年6月1日から、開館は2019年10月13日を予定しています。
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日光東照宮造営に関わった”職人の技”が生きる木材と工場の町「栃木県鹿沼市」で、35の工場が一斉に見学会を実施する「かぬまオープンファクトリー」が2019年5月30日(木)から6月1日(土)までの3日間に渡って開催されます。
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ブロックチェーン技術「カルダノ(CARDANO)」の調査研究や開発が加速しています。カルダノの開発企業IOHKが2019年4月17日に米フロリダ州マイアミで開催したイベント「IOHK Summit 2019」では、ブロックチェーン活用の先鋒事例の一つとしてエンタープライズ向けプロダクト「ATALA(アタラ)」を初めて発表しました。
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ブロックチェーン技術「カルダノ(CARDANO)」を開発するIOHKが2019年4月17日に米フロリダ州マイアミで開催したイベント「IOHK Summit 2019」では、コア技術を含めさまざまなプロダクトの技術開発が進んでいることが明らかになりました。
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CES, SXSWなどをはじめ数多くのカンファレンスが存在する北米。カンファレンスがない日は年に2,3日しかないそうです。そんな北米に、急成長のテクノロジーカンファレンスがあります。その名もCollision。北米メディアではSXSWの最大の脅威と評されています。2019年までニューオーリンズで開催されていましたが、その成長ぶりに目を付けたカナダ政府が誘致合戦に参加、見事2019年からの開催権を獲得しました。開催地はトロント。スタートアップが多く存在するこの地で行われる今年のCollisionの見どころをお伝えします。
北米史上最速のスピードで成長しているといわれているテクノロジーカンファレンス。2014年より開催され、今年で5回目。世界各国からスタートアップ、GAFA、世界有力ブランド、ソリューション提供企業、政府関係者ら25,000名が参加している。Collisionは、世界最大級のテクノロジーカンファレンスWeb Summit(ウェブサミット)の北米版。※ウェブサミットについてはこちら
Collisionには各界から著名人が登壇し、テクノロジー界における潮流、未来について語ります。世界有力企業のCEO、ユニコーン企業のファウンダー、投資家、政府関係者など、豪華なラインナップ。
※2019年のビッグスピーカーを一部ご紹介。
・Ev Williams (エヴァン・ウィリアムズ) 創始者&CEO Medium
・Michael Seibeil (ミカエル・セイベル) CEO& パートナー Y Combinator
・Peggy Johnson (ペギー・ジョンソン) VP マイクロソフト
・David Eun (デイヴィッド・ユン) CIO サムスン電子
・Linda Boff (リンダ・ボフ) CMO GE
・Palmer Lucky (パルマー・ラッキー) 創始者 オキュラスVR
・Ryan Holmes (ライアン・ホルムス) 創始者 Hootsuite
・Dmitri Dolgov (ディミトリ・ドルゴブ) CTO Waymo
・Chris Young (クリス・ヤング) CEO McAfee
・Mindy Grossman (ミンディ・グロスマン) CEO ウェイトウォッチャーズ
・Jim Bankoff (ジム・バンコフ) CEO Vox Media
・Mona Siddiqui (モナ・シディキ) CDO アメリカ合衆国 連邦厚生省
・Seth Rogen (セス・ローゲン) 共同創始者 Houseplant
・Joseph Gordon-Levitt (ジョセフ・ゴードン・レビット) 俳優、創始者 HITRECORD
・Timbaland (ティンバーランド) プロデューサー モスリーミュージックグループ
世界をリードするテクノロジーをもって各業界で活躍する人たちが中心になっていることがわかるかと思います。過去の参加経験から、Collisionでは、マーケティング、自動運転、データ周りのトピックがウェブサミット系列のイベントと比較して強い印象です。
※2019年のCollisionカンファレンスのカテゴリー一覧
・PandaConf/Contents Makers : マーケティング
・Auto/Tech Talk Robot:自動運転、ロボット
・Saas Monster : クラウドサービスやSaaSについて
・Planet tech:宇宙テクノロジー
・binate.io:データ関連の内容について語るステージ
・MoneyConf : フィンテック
・HealthTech : ヘルステック
・Startup University : 注目のスタートアップ紹介、スタートアップへのティップス。
・Growth Summit : ユニコーン企業のCEOなどが集まり次の潮流を語るステージ
社員の半数以上がデータサイエンティストとエンジニアというテック集団によって運営されているCollision。スタートアップの選別にもデータがかなり使われています。今回は、Collisionの責任者であるKeith Wallece(キース・ウォレス)氏に一押しのスタートアップ10選を聞いてみました。
1. Xanadu(トロント、カナダ)
地元トロントで、世界発の実用化量子コンピューター開発を目指している企業。2016年創業。カナダのオンラインテックニュースbetakitによる「熱いカナダスタートアップトップ11」に選出されている。
2. Slice (ニューヨーク、米国)
米国ニューヨークにあるオンデマンド保険クラウドサービス。インフラ投資を行わずにダイレクト保険または保険代理店モデルにより必要な保険を必要な分だけ提供できるオンデマンドの保険提供を可能にしている。日本でもSOMPOなどがシリーズAに出資している。
3. Sli.do (ブラティスラヴァ、スロバキア)
イベント主催者用サービス。質問登校・回答サービス。イベントなどの最中でもオンラインでアンケートがとれる。北米カンファレンスでも利用するイベントは多く、注目されている。
4. Sampler (トロント、カナダ)
オンラインサンプリングプラットフォーム。企業がオンラインでサンプルを配り、そのデータをマーケティングに活用するサービス。2019年4月には、WIT Fundが3憶ドル(カナダ)投資。
5. wysdom(トロント、カナダ)
Conversational AI(ディープラーニングを用いた自然言語処理)サービスを提供しているトロントの企業。米国通信企業のSprintなどへコールセンターでの音声等々技術を提供。Microsoft, AWS, Google, EYなども協業している。
6. Fitplan (バンクーバー、カナダ)
オンラインパーソナルトレーニングを可能にしてくれるモバイルアプリ。2016年にローンチ。世界140万人が利用している。2018年には、6M米国ドルの投資を受けた。
7. DefinedCrowd. (シアトル、米国)
米国とポルトガルでに基盤を置く同社。機械学習とオープンデータを使ってデータを精査し、実用的なデータモデルを作っていくサービス。Microsoft アクセレレータープログラムにも参加している。
8. C2A Security (エルサレム、イスラエル)
自動車セキュリティーサービスを提供。創始者のミカエル・ディックはセキュリティープロダクトのベテランで、過去にもNDSというセキュリティー企業を立ち上げ後にCiscoが50憶ドルで買収している。同社は、サイバー攻撃から保護する自社の特許技術Stamperを世界各国の部品メーカーにロイヤルティーフリーで提供している。
9. GenePlanet (リュブリャナ、スロベニア)
DNAテストに基づいた一人ひとりに合わせたヘルスアドバイスをしてくれるサービス。Silliconrepublicによる「スロベニア注目スタートアップトップ10」、Financial Times 「急成長スタートアップリスト」にも選出されている。
10. Snovio (ニューヨーク、米国)
世界発の分散型潜在顧客情報プラットフォーム。クラウドソーシングのデータ収集、ブロックチェーン技術によるリードジェネレーション、セールスオートメーションソリューションサービス。SnovioはSNOVトークンを使用して貢献者にインセンティブを与え、新しいデータをシステムに追加するサービスも。
カナダというと、テクノロジーというよりメープルシロップやアイスホッケーを思い浮かべる方がまだ多いと思いますが、近年、世界の新テックハブになりつつあるといわれています。2018年のUberがエンジニアリングハブをトロントにオープン、Microsoftも2022年までにトロントに500の雇用を生み出す宣言をしています。その他、Facebook, IBM, Cisco, Twitter, Amazonなどのテックジャイアントが拠点を持っており、Googleもトロントにデジタルシティ計画があることを発表しています。
トロントが大企業をここまで魅了する理由のひとつに、トロントはテック人材が多いことが理由に挙げられます。トロントは北米3位のテクノロジーセクターで、18,000以上のテクノロジー企業が存在しています。STEM教育を受けた人材は多く、毎年4万人がSTEM関連の学位をもって新卒生として社会に輩出されています。優秀な人材を世界から集めるために寛容なビザ制度を設けており、トロント住民の51%は外国籍を持っている人達。トランプ政権の影響からカナダに移住してくる人材も多く、そういった面からも将来性が見込まれています。2012年から2017年、トロントでは実に82,100人の雇用が生み出されました。このまま成長し続ければ、あと2,3年でシリコンバレーを超える規模のテックハブになるのではといわれています。
カナダを代表するスタートアップには、Shopify, HootSuite, Element AI, Cloudflareなどのユニコーン企業が存在します。中でも、AI分野においては“世界のハブ”といわれる程です。Vector Insituteというトロント大学、カナダバンク、Googleが共同して作ったAIハブで、これによりカナダは、世界で3番目に大きなAI人材宝庫となっています。
日程:2019年5月20日-23日
開催地:トロント(カナダ)
会場:Enercare Centre
参加予定者数:25,000名+
スピーカー:500名+
メディア関係者:750名+
関連ウェブサイト:
・公式ページ
・日本参加者向けのイベントページ
編集あとがき
Collisionは毎年行くたびに成長を感じるカンファレンス。北米を拠点にするGAFAをはじめ、ネクストユニコーンが多く参加しています。トロントは、数年前からGoogle BrainなどをはじめAI企業が集まるハブとして評価されてきましたが、こういったグローバルカンファレンスが開催されることでさらに拍車がかかりそうです。5月20日からのカンファレンスにも参加するので、現地からレポートします!