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日本のヤフーとグーグルが提携した。このことは何を示しているのだろうか。
もともとYahoo!JapanはGoogle検索エンジンを使っていた。ポータル事業全体の中で検索は1つのサービスに過ぎないと思っていたから、グーグルに任せていた。餅屋は餅屋。そのほうがコストパフォーマンスがいい。理にかなった考え方だ。
ところが米国Yahoo!、日本のヤフーともに、検索こそが、勝負を決める主戦場であると思うようになった。検索連動型広告がドル箱であり、そこの市場を押さえた者が時代の覇者になる。そう思ったからこそ、開発、改良コストがかかろうとも、独自開発の検索エンジンに切り替えたわけだ。
ところが、それを再びグーグルに任せることに決めた。ということは、経営陣の認識に変化があったということだろう。
どういうように変化したのだろう。ヤフー、グーグルの経営陣は、今はどこが主戦場であり、だれが最大の敵だと考えているのか。
簡単な話だ。主戦場はソーシャルメディアの領域であり、最大の敵はFacebookである。敵の敵は味方。なのでヤフーとグーグルが組んだのである。
時代は検索の時代から、ソーシャルメディアの時代に移行したのである。それだけのことである。
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