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米TwitterのPlathome/API担当のRyan Sarver(@rsarver)は現地時間の4月4日、Data 2.0カンファレンスで、ツイートデータ再販チャネルでスタートアップ企業「MediaShift」とパートナーシップを締結したと発表した。
MediaShiftは、Twitterのパブリックタイムラインデータに、関連情報を付与して提供するサービスを展開する。料金は1万キーワードでのフィルタリングで1時間あたり30セントから。
FireHose=消火ホースというのは、Twitterが提供するPublicTimeLineを無制限に取得できるStreamingAPIの機能の一つ。
Twitterはこれまで無制限取得パートナーとしてGoogleやMicrosoft を初め、Yahoo.comや複数のスタートアップ企業を挙げてきたが、その判断基準はよくわからなかった。今回、データの取得量に応じた課金でパートナー拡大に動いたということになる。
ReadWriteWebによれば、MediaShiftが提供するFireHoseデータには、追加でKlout(インフルエンス図解)、PeerIndex (インフルエンス判定), Qwerly (各種ソーシャルメディアとのリンク)、Lexalytics (文章のネガポジ判定)などが含まれるという。
Twitter関連サービス開発各社にとっては、有料であってもこちらのサービスを利用すれば、面倒な制限やら方針転換(クライアントアプリ制限強化の話題)やらにふりまわされなくても済むと考えればいいニュースとも言えよう。
【関連URL】
・MediaSift & Twitter Announce! | MediaSift
http://mediasift.com/2011/04/mediasift-twitter-announce/
・Twitter Announces Fire Hose Marketplace: Up to 10k Keyword Filters for 30 Cents!
http://www.readwriteweb.com/archives/twitter_announces_fire_hose_marketplace_up_to_10k.php/
Stream APIは、一般の開発者もキーワードフィルタで絞り込むことで利用は可能だったはず。時折「Streaming APIに制限が入った」などという発言を聞くが、こちらは結局どうなるのだろうか。Twitter社の公式リリースを待つ。
コードも書けるジャーナリスト。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。