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広義のクリエーターに仕事場を提供する「co-ba」や「co-ba Library」を展開するツクルバと、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を運営するハイパーインターネットは7月24日、パートナーシップを締結したと発表した。
これにより、プロジェクトが生まれるワークプレイスとしての co-baに、ファンとお金を集めるプラットフォームが組み込まれることになる。ツクルバは、キュレーターとして、co-ba メンバーに対しCAMPFIRE を用いた支援募集プロジェクトの設計と掲載後のプロモーション活動をサポートすることになる。既に公式サイトではこのプログラムで支援を受けるco-baメンバーのプロジェクトが掲載されている。
創出支援の生態系
kobo Touch (ブラック) |
これまでco-baは、いわゆるコワーキングスペースという枠にとらわれず、co-ba Libraryなど個性的かつ刺激的な展開で独特の雰囲気を醸し出してきた。ツクルバ CEO 村上浩輝 氏は「co-ba は、「クリエイターを支援する」というコンセプトで、リアルの場づくりを仕掛けてきました」と話す。
「「支援」というのは資金じゃなく人と人の繋がりにより生まれるもの、というのが私達の考え方です。たとえば、受発注の仕事のように「要件を満たせばいい」というものとは異なるレベルでのアドバイスや、共同での立ち上げなどです。
それらを実現するために不可欠なのは「自然で有機的な繋がり」が生まれることなんです。co-ba library は、書籍や書棚を通じ「人すら通さない出会い」を演出する為に発展したものです。
こういった考え方を強く意識して運営される co-ba ですが、オープン当初から入居者やメンバーにこのような想いを伝え続けることで理念が浸透してきたと感じています。実際に、自然発生的にco-ba内で「部活」や「愛好会」のようなものが生まれ、そういった日々の活動を通して自然な出会いが生まれ、そこからさらに気が合う人同士でプロジェクトを立ち上げたりしています。
今回のパートナーシップによる試みは、co-baという生態系のライフサイクルをさらに増幅させる役割を持つことになると考えているんです」(村上氏)。」
そもそも、「co-ba」および「co-ba Library」も、CAMPFIREのクラウンドファンディングで大きな反響を受け成立したプロジェクト。リアルの場所とサービスの連携により、創出支援というDNAが、次の世代へと受け継がれていくエンジンとなるのかもしれない。
【関連URL】
・co-ba×CAMPFIRE – クラウドファンディング
http://campfire.co-ba.jp/
・co-baライブラリ完成、5月7日オープンに先駆け見学会など実施 【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51742254.html
・東京渋谷のコワーキングスペース「co-ba」体験レポート【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51718599.html
co-ba の遺伝子は、その場にいくと肌で感じることができる。空気感といったらいいのか。チャレンジしていない人がいないという賑わい感がある。コワーキングスペースという意味では、どの場所にもコミュニティがあり、それぞれ特徴があるわけだが、co-ba は コワーキングスペースというよりは、冒険船みたいなもののように思える。つまらない名刺交換イベントはないし、常に何かが発生している。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。エレベーターピッチ絶賛受け付け中! (まずはAirTimeでどうぞ!)