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ソリューション事業を展開するインフォバーンと、そのグループ会社でギズモードやKotaku Japanなどのブログメディアを複数運営するメディアジーンは9月4日、2012年8月10日に破産手続き開始決定を受けたカフェグローブ・ドット・コムが運営していたウェブメディアとウェブソリューション事業をそれぞれ譲り受けたと発表した。
ウェブソリューション事業をインフォバーンが、メディア事業をメディアジーンが譲り受ける。メディアジーン代表取締役社長 今田素子氏は「メディアジーンの女性媒体はこれにて3媒体となり、マイスピ20代、マイロハス30代、カフェグローブ40代以上と、幅広い年齢の女性をカバーする事になります。メディアジーンのノウハウを注入してカフェグローブサイトを再生させて、11月から新たに売り出す予定です」と説明する。
新興ブログメディアによる再生なるか
メディアジーンは、世界10カ国で運営されるブログメディア「GIZMODO」(ギズモード)日本版やゲームメディア「Kotaku Japan(コタクジャパン)」、女性メディア「MYLOHAS」(マイローハス)、インフォコムと共同で「Tabroid(タブロイド)」などを運営しており、いずれも着実に成長を続けている。
カフェグローブは、働く女性のためのメディアとして読者参加型の良質なコンテンツなど高い評価を得ていた。メディアジーンのメディア構築運営の手腕が期待される。
また、カフェグローブ・ドット・コムのもう一つの主力事業だったウェブソリューションも、メディアジーンのグループ会社のインフォバーンに譲渡されることで、それぞれの強みを活かせる構図での継続となった。
【関連URL】
・カフェグローブ
http://www.cafeglobe.com/
・メディアジーン mediagene ターゲット・メディア・カンパニー
http://www.mediagene.co.jp/
・自社メディア構築のパイオニア、Web戦略を成功に導くインフォバーン
http://www.infobahn.co.jp/
TechWaveは組織にもなっていないメディアではあるが、同じ土俵で戦うものとして古くから知るカフェグローブの件はとても辛いニュースだったので、メディアジーンとインフォバーンによる継承はとても嬉しい話。メディアってこれからどうなるんだろう。新興のIT業界ですら、まだまだ既成メディアに依存しているが、一方でブログメディア運営側の中でも力を得ているところもある。収益モデルが広告だけのところでそもそもが難しいのかもしれないが、自分たちがやっているようにイベント収益だけというのも問題が多い(スキルや各自の事業の棲み分けなど)。
だからこれからはもっと多様なメディアがあるべきだと思う。同じ課題感をもったもの同士が手を取りあって新しいメディア感を構築できればと思う。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveの活動タグは創出・スタートアップ・音楽・表現・ミディアム・子ども・日本・世界・共感。