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Windows 8 アプリ開発へ乗り出す最高の機会、GMOが全部入りリモート開発環境を提供開始 しかも3ヶ月無料でMacでも可【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 いよいよ発売へカウントダウンへ入ったマイクロソフトの新オペレーティングシステム「Windows 8」。

 その潜在市場は5億台、世界最大のアプリマーケットと期待される「Windows マーケット」には、120の国と地域から多種多様なアプリが続々と追加されている。

 しかしながら、まだまだアプリ開発者の目は「iOS」と「Android」一色。開発環境としてMac OS Xを使う人も増えていることから「iOS開発できないWindowsをいちいち用意していられないよ」という声も少なからずある。

 そんな中、GMOインターネットは2012年10月4日、日本マイクロソフトと提携し “Windowsマシン不要” の開発環境提供サービス「お名前.com デスクトップクラウド for Windowsアプリ」を開始した。Visual Studio 12 Professionalなど有料の開発環境がインストールされたWindows 8開発環境をクラウドに展開し、リモート接続するというもので、WindowsはもちろんMac OS Xやタブレット端末などからでも利用できるのが特徴だ。

面倒なソフトウェアライセンス購入も不要、全部クラウドでリモートデスクトップ接続




 プランは、クラウド上の仮装Windows2012Serverマシンのメモリによって、2GB・4GB・8GBの3種類に分かれており月毎に利用費が発生する。メモリー2GBの場合は1ヶ月契約で6720円で、契約期間が長いほど割引が適用される。初期費用は2100円。ソフトウェアのライセンスを別途結ぶ必要はない。

 現在、マイクロソフトのアプリ開発支援プログラム適用キャンペーンにより初期費用無償となるほか、利用料が3ヶ月間無料となっている。また、利用者限定の特別セミナーや相談会なども提供されるとのことで、Windows8アプリ開発参入への絶好の機会となっている。

 Windows 8アプリ開発の情報は積極的に提供されており、公開されている一連のセミナーのビデオを観ればスムーズにWindows8アプリ開発に世界に入れるだろう。

【関連URL】
・for Windowsアプリプラン | お名前.comデスクトップクラウド
http://www.onamae-desktop.com/dev/
・GMOインターネットと日本マイクロソフトが提携し、 Windows®アプリケーションのクラウド型開発環境を世界で初めて提供 〜Android™、iOSなど他のプラットフォームの開発者が、 すぐにWindowsアプリを開発できる環境を用意〜
http://www.gmo.jp/news/article/?id=4066
・Windows8 アプリ用「Windows Store」が120の国と地域の開発者に開放、後発の強みを活かしてアプリ市場を塗り替えるか? 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51761413.html
・「Windows 8 (TM) Metro スタイル アプリ 開発週間 2012春」まとめ 【Microsoft x Techwave】 @maskin #wddjp
http://techwave.jp/archives/51740586.html

蛇足:僕はこう思ったッス
Windows 8 アプリマーケットの登場のインパクトの核心はどこか? それは「BtoB」のアプリでマネタイズができるというところ。現在のアプリ市場は完全に消費者向けの世界。しかし、現在、ビジネス用途のアプリという巨大で大きな収益を期待できる大海が手つかずの状態。ここが変わることでアプリの世界、ひいてはコンピューティングの世界がシフトアップするだろう。IT分野で突き抜けられていない日本に大きなチャンスが到来しているように思える。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・表現・ミディアム・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら


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