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アイティメディアは2012年11月30日、ソーシャルメディア連動型ニュース紹介サイト「ONETOPI」をリニューアルした。
これまでは同社によって選定された専任の担当者らによってニュースが紹介される形式だったが、リニューアルにより誰でもニュース情報を投稿できるようになる。
投稿ページの表示回数に応じて奨励金として引き出し可能なポイントが付与されたり、「ONETOPI」内の利用状況に応じて経験値を蓄積して投稿者の活動意欲が沸く仕組みが用意されているのが特徴だ。
トピック(=ジャンル)でニュースを斜め読み
「ONETOPI」は、IT系ニュースメディアを展開するアイティメディアのスマートデバイス展開の一環で2009年秋から展開されてきたもの。
ニュース情報は、トピック (ONETOPIではジャンルのことをトピックを定義する) に割り振り投稿することが可能で、ユーザーは特定のトピックをフォローすることで、関連情報を斜め読みすることが可能。
投稿には、ニュースのタイトルおよびURLの他、情報の一部を引用したり、コメントを付与することができる。各ニュース情報ページには、そのニュースに対するTwitterでの言及状況などをあわせて閲覧することができるため、ニューストピックに関係する諸情報や反応を総合的にウォッチできると一定の評価があった。
今回のリニューアルにで一般のユーザーからの投稿も受け付けることになるにあたり、ニュースの投稿時、簡単に情報を引用できるなど、作業スムーズにする工夫も施されている。もともと「ONETOPI」はIT以外のニュースも投稿されるなど情報のカバー範囲の広さが強みだったが、今後さらに多様性に富んだニュースを得ることができそうだ。
なお、リニューアルにあわせ、新規登録をした先着1000名に2000ポイント(2000円相当)をもれなくプレゼントするキャンペーンも行なっている。ポイントは10ページビューごとに1ポイント付与される仕組みで、払い出しは3000ポイント以上で申請できる。
【関連URL】
・ONETOPI
1topi.jp/
初めは「ニュースまとめかな?」と思ったのだが、あくまでシンプルなニュース情報共有サービスのようだ。“トピック” がジャンルのこと指しているので、解りにくかったが、複数の“トピック”を指定するニュースリーダーとして考えると納得。スマートフォン対応はこれからだが、人々が注目するニュースを効率良く読むことができるプラットフォームとして考えると今後の進化が楽しみになる。
ところで専任者の投稿から半CGMにしたのは何故だろう? 情報量が増えるのは当然。それでも専任者が投稿した方が、確認の着眼点が活かされ内容に深みが出るとは思うのだけど、やはり、今やニュースはソーシャルグラフで共有するのが当然の時代。投稿そのものにユーザーを上手に巻き込むことで、群集の叡智が反映されるとの判断だろうか。
夢を叶える技術者。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」執筆中)。地方から全国、世界へを体現中。