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就労形態に依存せる仕事ができる可能性を拓くとして、日本でにぎわいを見せるクラウドーソーシングサービス。
その中でもPurpleCowは異色中の異色と言えるだろう。2012年9月19日にオープンしたクラウドソーシングサイト「designclue」では、コンペ形式で世界60か国超(2013年1月15日現在) のデザイナーに発注することができる。
対象となるのは、ロゴやアイコン、フライヤーなどのデザイン。冒頭の画像は、実際の応募作一覧。いずれも日本国内のデザイナーとは違うテイスト、クオリティになっている。
最大の特徴は、絶妙にチューニングされたオーダーシートと独自の翻訳システムで、日本語のまま発注ができるという点。非常にうまくいっており、平均提案数は110案。90%以上が成約しているという。
世界レベルのデザインをクラウドで
PurpleCowは、帰国子女である柴田憲佑氏と手島恭平氏の2名で立ち上げたスタートアップ。
CEO 柴田氏は「国に関係なく仕事できる環境を」とグローバルなクラウドソーシング事業を画策。実際に始めてみるとスピードと数、そして日本では比較的安価な設定にもかかわらず、世界の地域によっては「1件確定するだけで、3か月暮らせる」といった人も出てくるなど、インパクトが大きいと感じているとのこと。
現在、応募総数は5000作品超。85%以上が海外デザイナーで、多い順で列挙するとこのような構成となる。
1. インドネシア
2. フィリピン
3. アメリカ
4. インド
5. セルビア
同社は、今後デザインカテゴリーを拡大し、日本人デザイナーの海外展開や、日本企業の海外展開支援などにも注力していきたいと考えている。
以下は、2012年12月に開催されたInfinity Venture Summitのスタートアッププレゼンコンテスト「Launch Pad」で2位に入賞した際のインタビュー映像。是非、こちらもご覧頂きたい。
【関連URL】
・日本語で、世界中のデザイナーにデザインを依頼できるクラウドソーシングサービス「designclue」
http://www.designclue.co/
・PurpleCow株式会社
http://purplecow-inc.com/corporate-profile/
・Launch Pad 審査結果は、、、(受賞後インタビュー動画あり) 日本スタートアップ界の変化と期待 【増田 @maskin】 #IVS
http://techwave.jp/archives/51772593.html
・[動画あり] スタートアップ12社の新しい製品・サービスプレゼン大会「Launch Pad」 【増田 @maskin】 #IVS
http://techwave.jp/archives/51772589.html
この半年、プレゼンテーションを受けたサービスの中で最も興奮したビジネス。世界中の人とクラウドソーシングを通じてつながり、海外に通用するデザインを考えてもらえるなんて素晴らしいと思った次第。是非、爆発的普及を期待したいところ。
なお、現在、名刺デザインをオーダーすると印刷費のみ無料にするキャンペーンなども開催しているとのこと。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。