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LINE、ノキアと戦略的提携 世界2億台出荷の低価格シリーズ向けに提供へ 【増田 @maskin】


[読了時間: 2分]

 NHN Japan は2013年2月26日、フィンランドの大手電気通信機器メーカー「ノキア(Nokia Corporation)」とLINEのグローバル展開に向け戦略的提携を結んだと発表した。

 第一段として3月より、ノキアの低価格スマホラインナップ「Asha」へ、LINEを提供することが決まっている。

 ノキアは、 携帯電話端末の出荷台数ベースで2012年第四四半期、サムスンに次ぐ世界2位 (ガートナー、IDC調査より)。Ashaシリーズは、年間2億台の出荷が見込まれるという。

アジア太平洋を一気に攻略




 ノキア「Asha」は、ベーシックながら、デュアルSIMモデルなど実用性が高いラインアップ。

 APAC(Asia-Pacific Economic Cooperation アジア太平洋経済協力)の13か国を皮切りに、インド・中東・アフリカ・中南米へとを拡大する予定だ。

 Ashaは「Series 40」という1999年に誕生した比較的古いソフトウェアプラットフォームを採用しており、LINEもこのプラットフォーム専用のアプリとして提供される。テキストチャットやスタンプは可能だが、リリース時に通話などは実装されないようだ。

【関連URL】
・LINE、グローバル展開の拡大に向けてNokiaと戦略的提携 | プレスリリース・お知らせ – NAVERプレスセンター
http://about.naver.jp/press/press_detail?docId=2362
・日本IT業界の金字塔、 LINE (ライン)が遂に1億ユーザー突破 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51776594.html
・急成長「LINE」の真実、一周年記念独占インタビュー 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51742831.html

蛇足:僕はこう思ったッス
2010年の携帯端末首位陥落以降、サムスンに次ぐ2位に甘んじていたノキアとLINEの戦略的提携。LINEには、そもそも「Over the Top(携帯キャリアの上位層)」というキーワードがあり、多様なプラットフォームを展開するノキアとはかなり深いレベルで協調していると考えられる。

著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

メール maskin(at)metamix.com | 書籍情報・ 詳しいプロフィールはこちら


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