日本IT業界の金字塔、 LINE (ライン)が遂に1億ユーザー突破 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]

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 NHN JAPANが運営するスマホコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」のユーザー数が2013年1月18日 午後3時頃、世界で1億人に到達した。

 写真は、達成の瞬間、記念のくす玉を引く NHN Japan 代表取締役 森川亮氏(左)と 執行役員 / CSMO 舛田淳氏。


 東京・渋谷のNHN Japanのオフィスが入るヒカリエの27階特設会場には、社員が集まり、この瞬間を共に祝った。

LINE 第2章、遂にスタートへ




 NAVER JAPANがLINEをリリースしたのは2011年6月23日。

 たった1年7か月で1億ユーザー突破という、日本のIT業界はもちろん、世界でも類を見ない偉業を成し遂げた。

 世界1億ユーザーのうち、日本は4100万人。

 LINEキーマンであるNHN Japan ウェブサービス本部 執行役員/CSMO 舛田淳氏は、かねてより「まずは、1億ユーザー達成」と発言しており、その後の展開については「海外に積極的に攻める」と説明していた。

 1億達成後のスピーチで森川社長は「これまでは、世界で伸びそうなところを、さらに伸ばす施策を打ってきた。今後は、そうではなく、世界に積極的に出ていく」と新体制への意欲を表明。スマホ時代のトッププレイヤーとして、FacebookやTwitterと肩をならべるレベルまでユーザー数を成長させることと、今後、サービス構造をも変更していくことを匂わせた。

 LINEはすでに、スマホマーケットではアプリ売上で世界トップとなっており、十分に世界のスマホリーダーの地位に到達できる力を備えている。そのせいか、舛田氏は「とはいえ、スタンスを変えることなく、世界展開を加速していく」と事前の取材で話していた。

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 社員向けセレモニーの中で、貢献者のコメントが発表された。 地道な努力が大きな成功につながったということを実感させられた。舛田氏は「世界で最も素晴らしいチーム」という言葉を使っていたが、会場にいる誰もがそう思ったのではないだろうか。

LINE成長の歴史

(2012/11/19現在)
・2011年3月11日 東日本大震災で役員は九州で業務遂行、社員は自宅待機という事態に
・2011年4月に企画スタート、UIデザインから詰めていく。コンセプトには311の絆が影響
・2011年6月23日サービスイン、「ほとんどの人がピンときてない」状態
・2011年7月15日 NHN Groupとして初の日本初の世界展開アプリに
・ 2011年9月末 100万ユーザー、女性7割。日本以外の国、中東、韓国、アメリカ、アジア、欧米圏でダウンロード数が急増している状態。
・2011年10月4日、3Gでも使用できる無料通話機能リリース、スタンプ機能もこの際実装。プラットフォーム化を明言。
・2011年10月14日、200万ダウンロード突破
・2011年10月17日、300万ダウンロードを達成した
・2011年10月19日、まさかのiPhone版のダウンロード停止
・2011年11月1日、iPhone版App Storeでの公開再開
・2011年11月8日、500万ダウンロードを達成(世界108か国に利用者)
・2011年1月1日、 NHN Group合併
・ 2012年1月17日、1500万ダウンロード
・2012年3月5日、2000万ダウンロード
・2012年3月7日、PC版とタブレット版がリリース
・2012年3月27日、2500万登録ユーザー突破(ダウンロードという表現から登録ユーザーという表現方法が変更されている。フィーチャーフォンも増加(全体の5%)しているため)。
・2012年4月18日、3000万ユーザー突破
・2012年4月26日、スタンプショップ開設出だし好調
・2012年4月13日、LINE CameraがAndroid版から公開開始
・2012年5月10日、LINE Cameraが500万ダウンロード突破
・2012年6月6日、世界4000万ユーザー突破(国内1800万人)
・2012年7月3日、プラットフォーム事業展開を発表「Hello, Friends in Tokyo 2012
・2012年9月10日、世界6000万ユーザー突破 (国内3200万)
・2012年11月15日、世界7500万ユーザー達成、国内3400万
・2012年11月、iTunes App Store および Googl Play双方で売上世界トップ (AppAnnie)

・2012年12月 ビジネスアカウント「LINE@」開始予定

【関連URL】
・世界売上トップに「LINE」、Android/iOSで制覇 2012年11月レポート 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51773594.html
・「競合の登場もすべて折り込み済み」LINEキーマン 舛田淳 氏、世界7500万ユーザー達成【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51769588.html
・スマホ時代のポータルへ…「LINE Channel」を7月上旬スタート 【増田 @maskin】 #LINEjp
http://techwave.jp/archives/51752275.html
・急成長「LINE」の真実、一周年記念独占インタビュー 【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51742831.html

蛇足:僕はこう思ったッス
リリース当時、誰にも評価されなかったLINE。未だに誤解を受けることの方が多いように思えるが、LINEはまさにリスクと取ってIT&ネットの新しい扉を拓くスタートアップそのものだった。
いつもはほがらかに見える舛田氏だが、セレモニー前「そりゃ、大変なことばかりでしたよ」と言葉をもらす。
MASUDA
1億達成の瞬間は、その苦労がフラッシュバックするようで、みなさんの目にはうっすら涙が浮かんでいたようだ。
最後に、事業戦略室/シニアマネージャーの矢嶋聡氏が「あの時、いいって言ってくれたのはマスキンさんしかいなかった」と言い、舛田氏が「まさに、マスキンさんが記事やイベントで支持してくれた時から、成長し始めた」と言ってくれた時、思わず涙がこぼれた。
日本IT業界の金字塔。その樹立の立役者のみなさんとこの瞬間を共にできたことを本当に嬉しく思う。

著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。変化し続ける高エネルギー生命体。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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