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2013年5月7日にスタートする「The Huffington Post (ザ・ハフィントンポスト)」日本語版の編集長が松浦茂樹 氏に決まった。
松浦氏は、2004年にライブドア(現 NHN Japan)に入社。ブログポータル「BLOGOS」立ち上げに参画。TechWaveの立ち上げでもお世話になった人物だ。
その後、2011年にリニューアルした「WIRED.jp」の編集に携わり、2012年からはグリーで「GREEニュース」のほか、「emocon」といったゲーム以外の分野を担当していた。
「ニュースと意見」が集う空間、編集する手腕に期待
「Huffington Post」はArianna Huffington 氏によって2005年に米国で創設。多数の寄稿を集め、意見交換コミュニティーとして認知されており、これまで多数のブログ賞を受賞している。
日本語版は、Huffington Post Media Groupと朝日新聞社が設立した合弁会社によって運営。同じAOLグループ運営のTechCrunch Japanの西田編集長の記事によると「TechCrunch JapanはAOLの日本の子会社によって運営されている。一方でHuffington Postの日本語版はAOLと朝日新聞との合弁会社によって運営されるため運営会社は異なる」とのこと。
この記事の中で、興味深い記述がある。松浦氏のメディアアプローチの考え方だという。
米国ではおおよそ30万件ものコメントを読者が投稿するが、そのうち10万件は機械的にあるいは人的にカットされて、表に見えるのは20万件程度だそうだ。意図的に表示するしないをコメントに対して操作しているわけだ。
彼は食べログのようなユーザー参加型のサイトを例に出しながら、投稿に対して1つ1つそのコメントをどう扱うかをサイト運営の編集チームの業務としたいと考えている。
記事の中で、TechCrunch Japan 西田編集長はこう結ぶ。
ライター陣を集めてコンテンツの質だけを追求するというよりも、ユーザーがコメントなどを投稿し会える空間を演出していくのも編集の役割と感じているようだった。それは従来のニュースメディアの運営とは異なっていて、よりユーザー向けのサービスに近いものではある。
紙から脱却した、まさにネット&IT時代の編集者という感じだろう。
そんな松浦氏が、私主催のUstreamライブイベント「Change!」に出演された時の映像が出てきたので、あわせてご覧いただければと思う。(リンクはこちら http://techwave.jp/archives/51457107.html。出演はビジネスメディア誠 編集長 吉岡綾乃氏、聞き手は湯川鶴章。)
【関連URL】
・Huffington Post日本版の編集長はネットニュース出身者 | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/archives/jp20130306japanese-version-huffington-post-editor-in-chief/
・Breaking News and Opinion on The Huffington Post
http://www.huffingtonpost.com/
メディア編集というのは別に紙とかウェブマガに限定されることではなく、人の流れを常につかみ反応し、次の流れをつくるのが仕事だと思う。Huffington Post日本語版には大いに期待したいと思うし、松浦さんを心から応援したい。新生TechWaveも後に続けと、新しいメディア編集を実践してきたいと思います。
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップ・マーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。