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サイバーエージェントとテレビ朝日の合弁会社AbemaTVは2016年4月11日、本格的なインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」を正式に開局した。
チャネル数は24で、プレオープンですでに発表されていた釣りや麻雀チャネルに加え、本開局である本日正午のタイミングからはスペースシャワーTVやMTV、シンエイ動画 、K-1といったコンテンツパートナーらによる若年層を主なターゲットとしたチャネルのほか、生放送のを主体とした「AbemaSPECIALチャンネル」 およびテレビ朝日報道局が制作する「AbemaNewsチャンネル」がスタート。
視聴は無料で、スマホアプリ(iOSは数日後公開)およびウェブブラウザに対応。PCなどからもでも視聴できる。これまで放送されたものをすべてオンデマンドで再生できるプランは月額960円となる。
AbemaTV代表取締役社長であるサイバーエージェント代表取締役社長 藤田晋 氏(写真上)は3年前からテレビ朝日の番組審議員として活動する中で、視聴率低迷や若年層のテレビ離れ対策についての提言を行い、1年ほどまえから、これからの時代のマスメディア像を模索する手段としてAbemaTVの構想を進めてきたという。特に先行してサービスインしている定期購読型音楽配信サービス「AWA」での経験から「スマホにおけるながら視聴像」を強く意識しているという。
AmebaTV取締役会長であるテレビ朝日 代表取締役兼CEOの早河洋氏(写真上)は「異なる業態、異なる企業文化への挑戦」とまさに型破りのチャレンジであると説明し、サイバーエージェント陣営のスピード感を高く評価した。なお、AbemaTVは、キー番組こそテレビ朝日手動で制作しているが、チャネルや番組編成においては資本関係に関係なく多様な番組を買い付ける計画。
型破りという意味では番組やチャネル側も力を入れている。例えば、視聴率20.1%を記録したというバラエティ番組「帰りま10」をタカアンドトシと藤田社長が自らキャスターを務める形で復活させたり、既成のテレビ放送ではできないスタイルや大人の事情で伝えられないようなことをAbemaTV本体のみならずパートナーらも率先して展開していく考え。
2年半ぶりの番組出演となる みのもんた氏については若者を支援するニュース番組「みのもんたの夜バズ!」を毎週土曜日20時開始する予定でが、みの氏は「ニュースは生きている、けれども今のニュースは生きているとはいえない」と話し、視聴者参加型の取り組みを含め新たな報道像を模索する姿勢を表明した。
【関連URL】
・サイバーエージェント「AbemaTV(アベマティーヴィー)」本日スタート、定期購読型の24時間動画配信サービス 【@maskin】
http://techwave.jp/archives/cyberagent_abematv_pre_launch.html
・サイバーエージェント「AbemaTV(アベマティーヴィー)」、今度はサブスクリプション型動画配信事業に参入 @maskin
http://techwave.jp/archives/cyberagent-abematv.html
「動画の時代」といわれるようになったのは2014年頃から。いつになったら火がつくか?今後90億ともいわれるAbemaTVの巨額投資は社会を変容させる原動力になるか?動画という市場そのものだけを見たとき、そんな疑問が生じることもあるが、技術部隊やコンテンツホルダーらと一体となって新たなマスメディア像を追及できるのだとしたら、かつて後発だったAmebaブログがそうだったように、大きなうねりをつくることができるような気がする。