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Amazon.co.jpは2017年1月18日、スタートアップ企業が開発する出荷可能なプロダクトの販売を支援するサービス「Amazon Launchpad」を開始しました。
このサービスは、消費者から資金を調達できるクラウドファンディングサイトやVC(ベンチャーキャピタル)、アクセラレーターなどスタートアップを支援する企業らと連携し、新しく世に送り出されるプロダクトの販売を支援するというもの。斬新な発想のプロダクトがすでに200種類以上登録されており、普段のAmazon.co.jpでの買い物と同じように購入することが可能です。
「Amazon Launchpad」はグローバルプロジェクトで、米Amazon.comが2015年7月に開始しました。その後、イギリスやドイツ、フランス、中国、インドで展開されています。2016年12月に開始したインドでは、3日間で250ものスタートアップから申し込みが殺到したとのことで(現地報道)、最終的には審査の上、25のスタートアップから400点におよぶプロダクトが選ばれ販売されたようです。
日本でも審査がありますが、通過すればAmazon.co.jpの受注管理や出荷スキーム(商品の保管を配送を行うサービス「フルフィルメント」にも対応)などを使用することが可能となる他、海外への展開についてもAmazonのグローバルシステムを利用できるとのことです。なお、この仕組を利用するには、1つの受注にあたり通常の手数料等に加え5%の料金がかかるようです。
【関連URL】
・Amazon Launchpad
https://www.amazon.co.jp/Amazon-Launchpad/b/ref=topnav_storetab_lpdjp?ie=UTF8&node=4642905051
リセラーさんとの線引き すでにリセラーさんや独自にAmazonで販売しているスタートアップは多い。ただ、PR面で十分なりソースがあるようには見えない。その点、「Amazon Launchpad」はスタートアップ用のページを用意したり、各種フィチャーの仕組み(おすすめとか)があることで5%の手数料があるとはいえ、メリットを感じる部分はあるのだろう。海外進出がどれくらい柔軟かはまだわからないが、本当に手軽に世界展開ができるのだとしたらそれは大きな魅力となる。こうした流れは「スタートアップ」という一種の流行ワードの上に乗るという側面があると思うのだけど、日本のハードウェアスタートアップは海外と比較すると盛んとはいえない状況。「Amazon Launchpad」がその後押しとなるか、肩透かしで終わるか、試金石の一つとして注目しておきたい。