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フィンランド・ヘルシンキに拠点を置くゲーム会社「Supercell Oy」(以下、スーパーセル)が、ソフトバンクに完全買収された。
ロンドンに拠点を置き、日本を含めたグローバル企業に投資活動を展開するアトミコ(Atomico)のリリース。AtomicoはSupercellに投資をしている会社の一つだ。
ソフトバンクとガンホー・オンライン・エンターテイメントが共同でスーパーセルの議決権付株式の51%を15.3億米ドルで取得したのは2013年10月31日(ソフトバンクのリリース)。
今回、Atomicoを含めた投資家らの全ての株式をソフトバンクが買い取った。
EU発のグローバル企業を、日本の会社が直接買収という、グローバルでの投資の流れを変える可能性があるディールとなったと言えるだろう。
【関連URL】
・A big week for European entrepreneurs: Congratulations to Supercell & Wunderlist
http://www.atomico.com/news/a-big-week-for-european-entrepreneurs-congratulations-to-supercell-and-wunderlist
・スーパーセル株式の追加取得について ソフトバンクプレスリリース
http://www.softbank.jp/corp/news/press/sb/2015/20150601_01/
このリリースでは同じEUのWunderlistが米マイクロソフトに買収されたという話も掲載されている。これほどの急成長企業がグローバルレベルで投資を受ける際、どうしてもシリコンバレーが舞台になるケースが多かったが、世界の各地域がこうして線で結ばれるケースが生まれることで、グローバル投資エコシステムの新たなダイナミズムが感じられる。